概要
アニメ『機動戦士ガンダムSEED』において、登場人物が覚醒している状態(宇宙世紀におけるニュータイプへの目覚め的描写に近い)。
『種(SEED)』が割れる描写から、種割れと呼ばれる。
正式名称は『SEED(Superior Evolutionary Element Destined-factor=「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」の頭字語)』と呼ばれており、SEEDの発現はナチュラル、コーディネイター双方に現れる。
パイロットの潜在的に秘めている能力が、自らの生命が危機に陥った時などに覚醒して驚くべき能力と瞬間判断力を発揮する時、あたかも種(水晶のようにもみえるがタイトルのSEED=種からして)が割れたかの様な描写が入るため、この覚醒状態に入る瞬間をファンの間で『種割れ』と言うようになったようである。
またこの「SEED」が発動すると、絵で言う目の中にある白い輝き(ハイライト)が無くなるのが特徴である。
SEEDが発現された際は空間や環境の把握・認識力が劇的に向上し、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、カガリ・ユラ・アスハ、シン・アスカはその能力を戦闘のために用いる。一方で、ラクス・クラインは認識力を戦闘に用いた事は無かった。また彼女のみ種が割れる描写がない。
ナチュラルとコーディネイターの軋轢が渦巻くコズミック・イラにおいて、マルキオ導師はこのSEEDを持つ者こそが人類を融和する存在であるべきとする持論を提唱している。
キラとラクスに「自分の向かうべき場所、せねばならぬことはやがておのずと知れましょう。あなた方はSEEDを持つ者。ゆえに」と説いている。
劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、演出が変わり、SEEDを持つ者の瞳の色と同じ色のDNAの二重螺旋が走り抜けていき、その中心で『種』が割れる演出となった。
所有者
キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、ラクス・クライン、カガリ・ユラ・アスハ、シン・アスカの5名(『たねきゃら劇場』ではイザーク・ジュールも種割れっぽい描写がある)。
関連項目
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
キラ・ヤマト アスラン・ザラ ラクス・クライン シン・アスカ カガリ・ユラ・アスハ