アトランタ・スラッシャーズ

あとらんたすらっしゃーず

ジョージア州アトランタを本拠地にしていたプロアイスホッケーチーム。現在のウィニペグ・ジェッツの前身に当たる。

※) 現在のステートファーム・アリーナ

概要

かつてNHL（ナショナル・ホッケー・リーグ）に存在したチームであり、現在のウィニペグ・ジェッツの前身に当たる。

チームカラーはアトランタミッドナイトブルー、スラッシャーアイスブルー、ジョージアブロンズ、キャピトルカッパー、ピーチツリーゴールド、ホワイト。

チーム名の『スラッシャーズ』は、ジョージアの州鳥チャイロツグミモドキ（Brown Thrasher）から採られており、1970年代にアトランタを本拠地としていたチーム『フレームス』の時には次点の候補であった名前でもある。

1990年代後半、ジョージア州はテネシー州、オハイオ州、ミネソタ州と共にNHLのエクスパンションチームの本拠地に選ばれた。

ジョージア州アトランタでは、当時MLBのブレーブスとNBAのホークスを所有していたテッド・ターナーが中心となってアイスホッケーチーム『アトランタ・スラッシャーズ』が創設され、1999-2000シーズンからNHLに加入した。

スラッシャーズとして唯一のポストシーズン進出は、地区優勝を果たした2006-07シーズンだったが、第1回戦でニューヨーク・アイランダーズにスウィープされて敗退。アトランタ時代はプレーオフでの勝ち星を挙げられなかった。

この他のシーズンはサウスイーストディヴィジョンの中位〜下位に留まりプレーオフへ進出を果たせず、人気面で低迷してしまう。

2011年5月、スラッシャーズはカナダのマニトバ州ウィニペグにNHLのチームを取り戻そうとするグループによって買い取られ、カナダへ移転して第2次『ウィニペグ・ジェッツ』となった。

この球団売却によって、アトランタは（フレームス時代から通じて）1度もプレーオフ1回戦突破を果たすこと無く、2度もカナダにNHLのチームを奪われた都市となってしまった。