2023-24シーズンの獲得チーム
ニューヨーク・レンジャーズ(9シーズンぶり4回目)
概要
1985-86年シーズンから設けられた、NHLのレギュラーシーズン最高成績チームを表彰する賞である。賞金は350,000USドル。
表彰はレギュラーシーズンで最多の勝ち点を獲得し、リーグ最高成績となったチームが対象となる。
勝ち点は勝利した場合に「2」、引分けまたは延長戦で敗戦した場合に「1」が加算される(延長戦で勝ち点が得られるようになったのは1999-2000シーズンから。また引分けは2005-06シーズンから廃止されている)。
勝ち点で並んだチームがある場合は、以下の順で比較して上位のチームを決定する。
- レギュレーション(規定時間内)での勝利が多いチーム
- 延長戦(シュートアウトを含まない)での勝ち試合が多いチーム
- シュートアウト戦の勝ち試合が多いチーム
- 当該チーム間の直接対戦で成績が上回っているチーム
- 得失点差がプラス側に大きいチーム
- 総得点数が多いチーム
※レギュラーシーズン途中の時点で勝ち点が並んだチームがある場合は、消化した試合が少ないチーム(≒勝率が高いチーム)がレギュレーションでの勝利数よりも優先されて暫定的に上位として扱われる。
歴代のトロフィー獲得チーム
タイトルが制定された1985-86シーズン以降のタイトル獲得チームを以下に示す。
(2004-05シーズンはロックアウトに伴いシーズン全日程が開催されなかったために該当チーム無し)
チーム名が太字で表示されたチームはスタンレーカップとのシーズン2冠を達成している。
シーズン | チーム | 獲得回数 | 勝敗成績 | 勝ち点 |
---|---|---|---|---|
1985-86 | エドモントン・オイラーズ | 初 | 56勝17敗7分 | 119 |
1986-87 | エドモントン・オイラーズ | 2回目 | 50勝24敗6分 | 106 |
1987-88 | カルガリー・フレームス | 初 | 48勝23敗9分 | 105 |
1988-89 | カルガリー・フレームス | 2回目 | 54勝17敗9分 | 117 |
1989-90 | ボストン・ブルーインズ | 初 | 46勝25敗9分 | 101 |
1990-91 | シカゴ・ブラックホークス | 初 | 49勝23敗8分 | 106 |
1991-92 | ニューヨーク・レンジャーズ | 初 | 50勝25敗5分 | 105 |
1992-93 | ピッツバーグ・ペンギンズ | 初 | 56勝21敗7分 | 119 |
1993-94 | ニューヨーク・レンジャーズ | 2回目 | 52勝24敗8分 | 112 |
1994-95 | デトロイト・レッドウィングス | 初 | 33勝11敗4分 | 70 |
1995-96 | デトロイト・レッドウィングス | 2回目 | 62勝13敗7分 | 131 |
1996-97 | コロラド・アバランチ | 初 | 49勝24敗9分 | 107 |
1997-98 | ダラス・スターズ | 初 | 49勝22敗11分 | 109 |
1998-99 | ダラス・スターズ | 2回目 | 51勝19敗12分 | 114 |
1999-2000 | セントルイス・ブルース | 初 | 51勝19敗11分1延長負け | 114 |
2000-01 | コロラド・アバランチ | 2回目 | 52勝16敗10分4延長負け | 118 |
2001-02 | デトロイト・レッドウィングス | 3回目 | 51勝17敗10分4延長負け | 116 |
2002-03 | オタワ・セネターズ | 初 | 52勝21敗8分1延長負け | 113 |
2003-04 | デトロイト・レッドウィングス | 4回目 | 48勝21敗11分2延長負け | 109 |
2005-06 | デトロイト・レッドウィングス | 5回目 | 58勝16敗8延長負け | 124 |
2006-07 | バッファロー・セイバーズ | 初 | 53勝22敗7延長負け | 113 |
2007-08 | デトロイト・レッドウィングス | 6回目 | 54勝21敗7延長負け | 115 |
2008-09 | サンノゼ・シャークス | 初 | 53勝18敗11延長負け | 117 |
2009-10 | ワシントン・キャピタルズ | 初 | 54勝15敗13延長負け | 121 |
2010-11 | バンクーバー・カナックス | 初 | 54勝19敗9延長負け | 117 |
2011-12 | バンクーバー・カナックス | 2回目 | 51勝22敗9延長負け | 111 |
2012-13 | シカゴ・ブラックホークス | 2回目 | 36勝7敗5延長負け | 77 |
2013-14 | ボストン・ブルーインズ | 2回目 | 54勝19敗9延長負け | 117 |
2014-15 | ニューヨーク・レンジャーズ | 3回目 | 53勝22敗7延長負け | 113 |
2015-16 | ワシントン・キャピタルズ | 2回目 | 56勝18敗8延長負け | 120 |
2016-17 | ワシントン・キャピタルズ | 3回目 | 55勝19敗8延長負け | 118 |
2017-18 | ナッシュビル・プレデターズ | 初 | 53勝18敗11延長負け | 117 |
2018-19 | タンパベイ・ライトニング | 初 | 62勝16敗4延長負け | 128 |
2019-20 | ボストン・ブルーインズ | 3回目 | 44勝14敗12延長負け | 100 |
2020-21 | コロラド・アバランチ | 3回目 | 39勝13敗4延長負け | 82 |
2021-22 | フロリダ・パンサーズ | 初 | 58勝18敗6延長負け | 122 |
2022-23 | ボストン・ブルーインズ | 4回目 | 65勝12敗5延長負け | 135 |
2023-24 | ニューヨーク・レンジャーズ | 4回目 | 55勝23敗4延長負け | 114 |
主な成績
※以下の成績は2024年時点のものである。
これまでに最も多くトロフィーを獲得したチームはデトロイト・レッドウィングスで6度。次いでボストン・ブルーインズとニューヨーク・レンジャーズが4度、ワシントン・キャピタルズとコロラド・アバランチが3度獲得している。
トロフィー導入後の歴代最多勝ち点は、ブルーインズが2022-23シーズンに記録した「135」。トロフィー獲得チーム史上最少勝ち点は「70」で、ロックアウトによりレギュラーシーズンが48試合に短縮された1994-95シーズンにレッドウィングスが記録している。
本拠地移転によって改名したチームに、移転前の時代でトロフィーを獲得したチームは無い。移転(改名)後に獲得経験があるチームもダラス・スターズとコロラド・アバランチの2チームだけである。
これまでにトロフィーを獲得したことがあるチームは32チームのうち18チーム。未だ獲得経験が無い14チームのうち、トロント・メイプルリーフス、モントリオール・カナディアンズ、ニューヨーク・アイランダーズ、フィラデルフィア・フライヤーズの4チームはプレジデンツトロフィーが導入される1984-85以前のシーズンでその獲得条件を満たす成績を挙げたことがある。
そもそも地区優勝すらしたことが無いコロンバス・ブルージャケッツ、シアトル・クラーケン、ユタ・ホッケークラブは勿論獲得していない。
アリゾナ・コヨーテズはトロフィー獲得争いに絡むことが無いまま2024年に活動を休止した。
同一チームがプレジデンツトロフィーとスタンレーカップの両方を獲得したシーズンは8度あり、このうちデトロイト・レッドウィングスは2度達成している。2012-13シーズンにシカゴ・ブラックホークスが達成したのを最後に同一シーズンで2冠制覇したチームは無い。
関連項目
- スタンレーカップ (ポストシーズン優勝チームに贈られるタイトル)
- モーリス・ポドロフ・トロフィー (NBAのレギュラーシーズン最高成績チームに贈られるタイトル)
アトランティック | BOS | BUF | DET | FLA | MTL | OTT | TBL | TOR |
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メトロポリタン | CAR | CBJ | NJD | NYI | NYR | PHI | PIT | WSH |
セントラル | CHI | COL | DAL | MIN | NSH | STL | UTA | WPG |
パシフィック | ANA | CGY | EDM | LAK | SEA | SJS | VAN | VGK |
※斜字はトロフィー未獲得、太字は直近のシーズンで獲得したチームを表す