ピッツバーグ・ペンギンズ
ぴっつばーぐぺんぎんず
英語表記 | Pittsburgh Penguins |
---|---|
仏語表記 | Penguins de Pittsburgh |
日本語表記 | ピッツバーグ・ペンギンズ |
創設年 | 1967年 |
本拠地 | アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ |
ホームアリーナ | PPGペインツ・アリーナ(2010 - 現在) |
スタンレーカップ優勝 | 5回(1990-91,1991-92,2008-09,2015-16,2016-17) |
カンファレンス優勝 | 6回(1990-91,1991-92,2007-08,2008-09,2015-16,2016-17) |
プレジデンツトロフィー獲得 | 1回(1992-93) |
地区優勝 | 9回 |
NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)イースタン・カンファレンスのメトロポリタン・ディヴィジョンに所属するチーム。Pens(ペンズ)と云う愛称でも呼ばれる。
本拠地はアメリカのペンシルベニア州ピッツバーグに在るPPGペインツ・アリーナ。
チームカラーはピッツバーグ市旗の色に因むブラック&ゴールド(黒と黄色)。
1967年にNHLへ参入した『エクスパンションシックス』と呼ばれる6球団の1つであり、2度の2連覇を含む通算5回のスタンレーカップ優勝は、エクスパンションチームの中では最多タイとなっている。
1965年、ペンシルベニア州選出の上院議員ジャック・マクレガーのロビー活動により、ピッツバーグにNHLのフランチャイズが与えられたことで1967年に創設され、参入した。ピッツバーグを本拠地とするNHLのチームは1925年から1930年にかけて活動したピッツバーグ・パイレーツ(MLBのチームとは同名だが無関係)以来となる。
NHL参入直後は成績・経営共に低迷が続き、1975年6月には破産(連邦破産法第11条を申請)。ワシントン州シアトルへの移転も検討されたが、移転を阻止しようとする人々の介入もあってチームはピッツバーグに留まった。
創設当時はパウダーブルーをチームカラーにしていたが、1979年に地元のNFLスティーラーズがスーパーボウルを、MLBパイレーツがワールドシリーズをそれぞれ制覇したことに肖って1980年1月から両チームとピッツバーグの市旗の色に合わせて黒と黄色に変更した。
1984年のNHLエントリードラフト全体1位でマリオ・ルミューが入団。屈腱炎や腰痛、椎間板ヘルニアなどの故障のみならずホジキンリンパ腫との闘病もあってキャリアを通じてフルシーズン出場はできなかったがフランチャイズプレイヤーとして活躍した。
ペンギンズは1990-91シーズンにスタンレーカップファイナルに初進出し、ミネソタ・ノーススターズを破って制覇。翌1991-92シーズンはプレーオフ2回戦(当時の名称はディヴィジョンファイナル)第6戦からの9連勝で優勝し、連覇を達成した。この2回の優勝メンバーの1人となった韓国ソウル市出身のジム・ペク(白志善/ペク・ジソン)は、アジア出身の選手として史上初めてスタンレーカップに名前を刻まれた人物となった。
1992-93シーズンは勝ち点119(56勝21敗7分)でチーム初(2024年時点で唯一)となるプレジデンツトロフィー獲得を果たすも、プレーオフは2回戦で敗退し、2冠制覇はならなかった。
1990年代中頃から選手への給料の支払いが滞り、1998年11月にチームは2度目の破産。この時、現役を退いていたルミューが球団に対して未払いの給与を株式に変換すること提案、カリフォルニアの実業家ロナルド・バークルと共に球団を買収してチームをピッツバーグに留めた。その後2000年12月に現役復帰してNHL史上初めてオーナー(およびCEO)兼任選手となったルミューは2005-06シーズンまで選手として試合に出場した。
ルミューがオーナーとなった後も財政的な苦戦は続き、新たなホームアリーナ建設の問題もあってミズーリ州カンザスシティまたはネバダ州ラスベガスへの移転が噂されたり、オンタリオ州ハミルトンへの移転を考える人物から買収の打診もあったが、ペンシルベニア州知事やピッツバーグ市長との合意によってアリーナ建設が決まり、少なくとも2040年までピッツバーグに留まることになった。
2005年のドラフトでは全体1位でシドニー・クロスビーを指名して契約。クロスビーは1年目のシーズンから102ポイント(39ゴール63アシスト)を記録し、ルミューが持っていた球団のルーキー最多記録の100ポイント(43ゴール57アシスト)を更新した。
2007-08シーズンで10年ぶり地区優勝。1991-92シーズン以来のスタンレーカップ決勝はレッドウィングスに敗れたが、その翌年には同じレッドウィングスを相手にリヴェンジを果たし3度目の優勝。
2015-16シーズンはシャークス、2016-17シーズンはプレデターズとスタンレーカップ決勝に初進出したチームをそれぞれ4勝2敗で下して連覇を果たした。
2023-24シーズン終了時点で、ペンギンズは6度のスタンレーカップ決勝進出のうち5回で優勝している。
番号 | 人物名 | ポジション |
---|---|---|
21 | ミシェル・ブリア | センター |
66 | マリオ・ルミュー | センター(引退後はオーナー) |
68 | ヤロミール・ヤーガー | ライトウィング |
99 | ウェイン・グレツキー | NHL全球団共通の永久欠番 |