概要
初出は「ロックマン7」。ロックマンのライバルとして登場。
ワイリー博士が製作した。ロックマンの設計図をもとにして作られた。
サポートロボットのゴスペルと合体できる。
真下を除く7方向に撃ち分けられるバスターのオート連射機能やダッシュ機能、ダブルジャンプ機能など攻撃力重視のロックマンとは異なり、機動力に秀でる。
戦いを拒み平和を望むロックマンとは裏腹に、ロックマンを親の仇のように付け狙っているが、プライドが異常なまでに高すぎるため、ワイリーの汚いやり方も良く思っておらず、命令に逆らう事も多い。
何度となくロックマンに敗れるが、「ロックマン&フォルテ」にて共闘。
彼を選択してゲームをクリアするとワイリーがなぜキングを製作したのかが明らかになる。
その際、ブルースからは「お前には守るものが居ないからロックマンに勝てない」と言われた。
「パワーファイターズ」のエンディングでは最後のワイリーナンバーズのシルエットを見たフォルテは、「髪の長い女みたいなロボット」と酷評していた。
フォルテ.EXE
CV:根本圭子
ロックマンエグゼに登場するナビ。シリーズ恒例の隠しボスで最強と名高い。
1では本当に隠し要素でしかなかったため台詞も無かったが、2と3ではシナリオ中に登場。
倒した敵の能力を得られる「ゲットアビリティプログラム」を持ち、多彩な技を習得している。そのため究極のナビと言われる。
ある事件の濡れ衣を着せられ、オフィシャルにデリートされかけたため、人間に対して強い憎しみを持つ。
製作者はコサック博士。
※以下、ネタバレ注意
作中での主な活躍
ロックマンエグゼ
ゲームクリア後にある条件を満たすことで、インターネットの最深部に登場。
前述通り台詞や特別なイベントもなくただの隠しキャラ扱い。
ロックマンエグゼ2
ネットマフィア「ゴスペル」の首領である帯広シュンが生み出したバグの融合体として登場。だが、あくまでバグから誕生した劣化フォルテな為、実力は本物に比べて遥かに劣る。
不完全であるが故にサーバーの出力を上げられた末に究極のバグ融合体「ゴスペル」へと変貌してしまう。
当然ながら、この事を本物のフォルテも知っており、ED後のエピローグにて偽物の残党を始末していた。
その際、「ゴスペル」の活動にある人物が関与していることを示唆する台詞を言う。
その後、WWWエリアにてファラオマン、ナパームマン、プラネットマンを倒したロックマンの前に現れ、戦いを挑んてくる。
ロックマンエグゼ3
ネット社会への復讐を試みるワイリーと不本意ながら協定を結ぶ。
実はコサック博士が生み出した「世界初の完全自律型ネットナビ」であり、とても優秀な存在だった。
・・・そう、あまりにも優秀過ぎたのである。
彼自身は良かれと思ってミスや不備を報告していたのだが、ぶっきらぼうな性格と他の科学者の「所詮、プログラムでしかない」という認識から人間はおろか、同族であるはずのネットナビからさえ疎まれていた。それ故に理解者は製作者のコサック博士と光親子だけだった。
そして、フォルテはリミッターをつけられ電脳シールド内に閉じ込められてしまう。
そんな中、ある事件が起こる。
初期型インターネット「プロト」の暴走である。
このとき「事件の首謀者はフォルテである」という濡れ衣を着せられてしまう。勿論コサック博士はフォルテを救出しようとしたが、身柄を科学省に拘束されてしまい彼を助けられなかった。
科学省の総攻撃を受け、傷つきながらも戦うがデリート寸前まで追い詰められてしまう(彼の胸の傷はこのときついたもの)。絶体絶命のピンチに手足のリミッターが変化していった。これが前述の「ゲットアビリティプログラム」である。そして攻撃部隊隊長の力を体得、隊長をデリートし
「オレは・・・、信じない・・・。もう二度とだれも・・・!!」
と言い残し何処かへと消え、現在に至る(以上のことは鷹岬先生の番外編漫画に描写されている)。
最終章で、自らが人間と決別する原因となったプロトの核部分である「ガーディアン」を破壊して取り込み、WWWの計画を阻止しようと立ち向かってきたロックマンと対決。
だがそれはワイリーの罠であり、元からワイリーはフォルテともども「ガーディアン」を始末するのが目的だった。フォルテは完全復活を遂げたプロトに飲み込まれてしまう。
クリア後のエピローグでゴスペルと融合し一命を取り留めたことが判明。だが記憶も人間への復讐心すら失い、常に強者との戦いを求める修羅と化した。
その後はシークレットエリアにてバグのカケラで力を蓄えダークマン、ヤマトマン、セレナードを敗ったロックマンの前に現れ、強さを追及する者「フォルテGS」として戦いを挑んでくる。
ロックマンエグゼ4以降
ここからはシナリオに関係しない隠しボスとして登場。
特に、4と5の「フォルテXX」は異常な強さを誇る。
また、6では電脳獣の力さえ取り込み「フォルテBX」となり、正真正銘最後の勝負を挑んでくる。
エグゼの外伝作品でのフォルテ
ファントムオブネットワークではキャッシュの作ったコピーがシナリオにて登場。そのコピーは名前すら覚えておらず、他の作品と比べそこまで強くない。
ロックマンエグゼ4.5では不本意ながらもプレイヤーのナビとなってくれる。隠しキャラであり、出現させるにはバトルチップゲートを使う必要がある。
アーケードの「バトルチップスタジアム」ではファルザーの翼・爪を持つ「獣化(ビーストアウト)フォルテ」が登場。作中で最強のステータスを誇り、2人目にもランダムで登場する。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第一期中盤で登場。
製作者はワイリー博士。ファラオマンの持つ究極プログラムから作られた、いわばファラオマンの生まれ変わり。ゲームと違って人間への恨みは特に持っていない。
終盤でゴスペル首領の体を乗っ取り、
「俺は電脳世界より広い世界を手に入れた!」
と言い、ワイリーの元を去った。
第二期の終盤でも少しだけ登場。「アレグロ」というロボットを作って現実世界へ干渉したり、シェードマンにエネルギーを分け与え、復活させたりと行動の意図は不明。
第三期序盤にてスラーと戦うが、敗北。裏インターネットに叩き落される。その後、裏インターネットにて大量のバグを吸収し、傷を癒すことで力を得る。
そして番組終盤、スラーにリターンマッチを挑み勝利。スラーを抹殺した後、広大な宇宙のインターネットへと旅立った。
関連イラスト
ロックマン
ロックマンエグゼ