積層し円転する カイセンロンド
概要
『スプラトゥーン3』の追加コンテンツ、サイド・オーダーに登場するボス。
秩序の塔10Fもしくは20Fにランダムで出現する。
もともとはイイダが作ったおもてなしロボットが、黒幕に乗っ取られて禍々しく攻撃的になった存在(ファミ通のインタビューより)。
容姿
回転寿司レーン型の輪が9つ積み重なっており、正面から見ると逆三角形。各層にはサーチライトと顔型の出っ張りが付いており、常に回転している。ちなみに顔は層によって造形が微妙に異なる。
中身はスカスカ……かと思いきや、無骨な骨組みがきっちり詰められており、無機物らしさを醸し出している。
ステージは灯台をモチーフにしており、10階では青、20階では赤の光に照らされている。
攻略
基本的には一層ずつ破壊していくダルマ落とし方式。レーン本体を叩いてもダメージが軽減されてしまうが、それぞれの層に存在する顔型の出っ張りが弱点であり、インクを一定数浴びせると層を破壊できる。層の破壊に順番はなく、射程の長いブキなら上段を狙うことも出来る。トルネードやメガホンレーザー、ナイスダマなども広い層にダメージが入るので有効。
発光している3つのレーンを先に破壊すると残りのレーンが連鎖爆発してそのまま倒せるため、速攻を仕掛ける時には覚えておくと良い。
各層に存在するサーチライトに発見されると様々な攻撃を仕掛けてくるので、なるべくサーチライトには当たらないようにしよう。サーチライトはカイセンロンドの真下に潜り込むか、センプクしていれば見つかることはない。ただし、センプク時に動いてしぶきを上げるとバレるので注意。
また、一定時間おきにカイセンロンドが回転し、強力な攻撃を仕掛けてくる。回転している間はこちらの攻撃が通らないので、無理に攻撃しないようにしよう。
ちなみに最下層の真下に潜り込むとカイセンロンドは背伸びをして、スケルトーンをけしかけてきたり、ウェーブを発生させたりしてくるので十分注意しよう。
なお、サーチライトにはよく見ると発射するサブの種類が描かれている。
各レーンはダメージを受けると段々と加速する性質があるが、20Fだと更に早く回転するため、上に行くほど狙いにくい。また弱点である顔も、上に行くほど固くなる。
攻撃パターン
- スプラッシュボム
サーチライトに見つかってしまった際や、回転攻撃で使用してくる。サーチライトでは一個だが、回転攻撃ではボムラッシュを彷彿とさせる全方向への大量投下を行ってくるので注意が必要。
- ポイズンミスト
サーチライトに見つかってしまった際に使用。そこまで脅威ではないが、スケルトーンの対処では邪魔になるので注意。
- トーピード
サーチライトに見つかってしまった際に使用。通常のトーピードと同様、撃ち落とせるため落ち着いて対処しよう。
サーチライトに見つかってしまった際に使用。スケルトーンと同じ赤い目がついた黒いインクの塊のボムを発射してくる。一発しか使用しないが、巻き込まれてしまうと一気にダメージを受けるため、十分注意しよう。
- 高速回転
戦闘開始からしばらくすると弱点の顔を格納し、無敵状態で回転を行う。その後、スプラッシュボム乱射、ハイパープレッサー、アルペジオ発射のいずれかを行う。
以降定期的に回転攻撃を使ってくるため、常に退路は確保しておこう。このあと来る攻撃を回避するカギは遮蔽物とジャンプマット、インクレールなので、最寄りのいずれかへ駆け込むこと。
何れの攻撃も真下に潜り込めばシャットアウトできる。また、回転後はオーバーヒートし回転が止まるチャンスタイムとなる。
回転攻撃で使用してくる。複数発射され、一定の速度で回転する。
こちらの高さに合わせて角度を上下させてくるので、インクレールを昇り降りしてうまく避けるか、ジャンプマットで飛び越そう。
ウェーブをかわす必要があるが、真下に潜り込めば全く当たらなくなる。
射出中も顔が出ており、攻撃して一段崩すと中断させることができる。
- アルペジオ発射
回転攻撃で使用してくる。スケルトーンの一種「飛来するアルペジオ」を複数体召喚する。ぶつかるとかなりのダメージを受けるので、トーピード同様落ち着いて撃ち落とそう。
- ウェーブ攻撃
背伸びさせていると使ってくる。ホップソナーの要領でジャンプしよう。
もたもたしていると発射間隔が狭まり次々使われてしまうため、適度に外に出ること。
ついでにスケルトーンも呼び出してしまうため、背伸びをされたら早めに離れて顔を撃ちに行こう。
戦闘BGM
「0ct0ptic0n」
ヒーローモードステージクリア時によく聞き、今作ではクレーターで聞けるフレーズ(オクタリアンのフレーズ)を組み込んだ、不穏なテクノ調の曲。
元ネタは
- 8番目を意味する「Octo」
- 視覚伝達装置を意味する「opticon」
- 刑務所の構造である「panopticon」
だと思われる。
寿司モチーフだからか、音が全体的に和風。
また、名前通り回旋しているフレーズや小フーガらしきフレーズもあるという意見も。
余談
- 名前の由来は「海鮮」と、クラシック用語で「同じ旋律を何度も繰り返す形式」を表す「ロンド/回旋曲」を掛けたもの。
- 攻撃方法や動きのせいで「カイテンロンド」と間違えやすいが、「カイセンロンド」である。
- もっと間違えられやすいのが二つ名。「回転」ではなく「円転」である。
- プレイヤー間では「鳴き声が不気味」「悪夢みたい」などと言われており、暗い背景やBGMと鳴き声の一体感も相まって印象に残る者も多い様子。
- ファミ通のインタビューによれば、秩序の世界を構築している多数の人々の記憶の、誰かの記憶に深く刻まれている歌をカイセンロンドが「もしかしたら歌っているのかも」とされる。
- 一応ゴロゴロマルチャーレも鳴いているのだが、こちらにはあまり触れられない。
- 鳴き声を2倍速にすると、フルスロットル・テンタクルの一部になる小ネタがある。
- 顔は高い位置にあるようだが、背伸びされていなければ敵の抜け殻がヒットする。
- 実は根元を塗るとスリップダメージ(インクパチパチ)が入る。雑魚召喚時に塗り返されやすく、ウェーブを避け続けなければならない上に、体力も膨大なので縛りプレイの時くらいしか使うタイミングはないだろう。
- …が実の所、これはカイセンロンドを有利にする為の調整である可能性が高い。カイセンロンドが背伸びをするのは「一番下のレーンに潜り込んだ場合」であるため一番小さいレーンを放置しつつ潜り込んでスケルトーンを処理していればウェーブも発生せず回転後の攻撃も全く当たらない上に上層の顔はわざわざこちらを覗き込んで場所を教えてくれる。スリップダメージで最下層が破壊されればウェーブによる攻撃がグンと発生しやすくなるためこの篭城戦法も行いにくくなるのである。
関連タグ
くら寿司:寿司皿の上に半球状のカバーが乗っている。嘗てフェスでコラボしたことがあったが、どうもあの寿司カバーはくら寿司の特許らしいので何か関わりがあるのかもしれない。