原作の冥王ハーデス編の正式な続編として、映画の連作として
企画されたアニメ作品。
原作者車田正美があたためていた原作続編の構想を提供し
2004年2月14日に第1作聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜が公開された。
あらすじ
ハーデスとの戦いで廃人になった星矢を介護していた城戸沙織。
星矢を許さない神々は3人の天闘士を送り込み、戦いが始まる。
本作オリジナルキャラクター
イカロス斗馬
唯一の人間の天闘士。
テセウス
天闘士の1人。
****オデュッセウス
天闘士の1人。
アポロン
アルテミス
天界編とはなんだったのか
本作では、原作で積み残された謎「魔鈴の実弟」について
一つの答えが出されているなどファンに取って気になっていた部分にも触れている。
が、興行的にはほぼ失敗といっていい結果に終わった。
また、本作監督の山内重保のクセのある演出、ペガサス星矢と城戸沙織の
関係に強くウェイトが置かれた仕上がりはファンからも賛否両論、
かなり手厳しい意見が相次いだ。
これに加えてメインキャスト担当の声優も加齢による声の劣化がさらに指摘されるように
なっておりOVA『冥王ハーデス冥界編』の声優変更騒動にも繋がることになる。
当時は既に星矢のTVシリーズも終わって久しく、プロモーションの面でも
様々ウマくいかなかったところがあるのも否めず、纏めて言えば全ての噛み合わせが結果的によろしくなかったとも言える。
もちろんこの作品を気に入っているファンも多数いるため、安易に黒歴史扱いしていいものかどうかは論議の別れるところである。
その後の展開
上記のような状態だったので続編の制作はほぼ絶望視されており、
本作の設定は形をかえて原作者によりネクストディメンションとして再生することになる。