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トライピオの編集履歴

2024-03-09 12:43:33 バージョン

トライピオ

くそざこふりすびー

トライピオとは、歴代ベイブレードシリーズ屈指のネタベイである。

へぇい

突然ですが皆さんはこちらのベイブレード、トライピオをご存知でしょうか。

このトライピオ、歴代ベイブレード最大径となるプロペラ状のアタックリングが回転することにより、下方向に押しつける空力「ダウンフォース」を発生させ、弾かれにくくなるという効果が売り文句ですが、実際にはその大きすぎるアタックリングが仇となり、相手ベイに踏みつけられたり下に潜り込まれたりしてバランスを崩しスタジアムに擦りやすく、また3枚羽の空気抵抗により持久力にも乏しい、2001年の発売より今まで最弱のベイの名を欲しいがままにしている伝説のベイブレードです。


真面目な解説

『ベイブレードトライピオ』という名前で販売。

英語表記は『Trypio』(3枚羽なので勘違いしている人も少なくないがTriではない)。


2001年4月にタカラの『爆転シュートベイブレード』シリーズから発売され、3枚羽の大きなプロペラ形状が特徴となっている黄色いベイブレード。

漫画・アニメ共にアメリカチームのエディが使用し、聖獣はサソリ

キャッチコピーは「飛べ!! ねら撃て!! 必殺スティングシュート!!」(「狙い撃て」ではなく「ねらえ撃て」が正しい)。


実機は大きなプロペラ形状のアタックリングにより、回転中にはダウンフォース(下向きの力)を発生させ、吹き飛ばされにくくなるという防御タイプのベイブレード。


また、アタックリングだけをシューターにセットし、竹トンボのように飛ばす遊びも出来、これはパッケージにも書かれている正しい遊び方である。


アタックリングの名称は「フライングディフェンス」、シールにも「BEYBLADE FLYING」とあり、トライピオのアイデンティティのひとつとなっている。


実際の所

実を言うと、このベイブレード、とてつもなく弱い。


すでに序文の詠唱でお察し、もといお察死だろうが、その大きなアタックリングが傾いた際にスタジアムに接触してスタミナをロスしやすく、また相対的に相手に踏みつけられたり潜り込まれたりしやすくなってしまっている。


また、外側の3つの突起・通称「クソザコパンチ」は相手を弾く作用があるが、自分の方が軽いため逆にふっ飛ばされるなど負けやすさは随一。


当たらなければいいかと言えば、プロペラによる莫大な空気抵抗とダウンフォースによる軸先の摩擦でスタミナを欠き、最終的にはアタックリングを飛ばすため薄く軽量化されすぎたフォルムにより剛性がなく、安全性のために柔らかい素材で出来ているゆえに貧弱で破損しやすいため、もはや伝説中の伝説のベイブレードである。


ただし、アメリカ版のトライピオは全く違う。ダウンフォースとクソザコパンチはオミットされ、外側も分厚く真円になり、最強ではないものの一定の強さを誇っている。


あれ、面白くなくない?(←ニコニコ動画のみんな)


もっとも日本版においても攻撃型に改造すればそれなりに戦えたようであるが。


ネタ動画のスター

登場して20年近くが経ったトライピオだが、伝説と呼ばれる程の弱さと絶大なインパクトにより、今でも某氏のチャンネルで取り上げられるなど、バラエティに富んだベイブレードである。


高くなったり、低くなったり、飛んだり、跳ねたり、デカくなったり、チタンになったり、その変容は様々で、パンジャンドラムになったりもする。一応、重量増加や材質の変更といった改造なら多少成果を出している。


あれ、ベイブレードって何だっけ


黙ってようか。


トライピオX計画

某氏の地道なトライアンドエラー(?)の結果なのか、歴代ベイブレードの最新作『BEYBLADE X』の機構でよみがえらせる“クロスオーバープロジェクト”の人気投票において、『爆転シュート ベイブレード』部門にて…


まさかのトライピオが栄えある第1位を獲得した。


『ベイブレード』弱すぎて人気の名機・トライピオが復刻投票で第1位を獲得。『BEYBLADE X』の最新技術で現代に蘇るかも


…さながらこれとかこれにそっくりである。


実際の所、動画サイトなどによる知名度以外にも、ほかのベイは復刻の可能性が元々高いことや、あまりにも特徴的な機構がXでどう表現されるかへの純粋な興味等も投票結果に影響した様子だ。


2023年間11月の公式からの発表では

「トライピオの最大の特徴の大型のウイングをBEYBLADE Xのフォーマットで再現するため現在、試行錯誤しています。トライピオは設計・出力して発覚した商品化できるかどうかに関わる安全面の課題がいくつかあり、現状かなり難航しています。」

とあるとおり、復刻のために力を注いでいた。


しかしながら、トライピオの大型ウイングがスタジアムの壁に接触してしまう為にベイブレードXの特徴である「Xダッシュ」が難しいこと、前作の「ベイブレードバースト」と異なり相手との接触面がメタルで構成されているため、性能面でも安全面でも当時そのままでの再現はかなり難航していた。


そして2024年1月、BEYBLADE X 開発チームより、トライピオ復刻の断念が発表された。

特徴的な大型ウイングを再現しようとすると指を巻き込む危険性を排除出来なくなり、安全性を担保できるサイズにすると最早トライピオとは呼べなくなってしまう、という、やるだけやり尽くしても完成度が確保できないがゆえの公式すまんかったであり、ブレーダーからも「ホビーである以上仕方ない」「これだけやった心意気だけでも充分だ」という声が寄せられた。



その後、有志によってよって試作品を再現した非公式ブレードが製作された。



実際に回してみた結果、姿勢が崩れるとあっという間に失速する欠点こそ相変わらずだが、重量のあるリングによって凄まじい遠心力を発生させるため桁違いの安定性を誇り、並のベイでは姿勢を崩させることすらままならないという、ウィザードロッドのコンセプトを超拡張したような防御型として完成していた。


……もっとも、作った本人ですら素手で触ろうとも思わない回転中の危険性を考えると、開発チームの中止の判断は英断だったといえよう。


関連タグ

ベイブレード

爆転シュートベイブレード

ためにならない(てち)


トライグル

サイバードラグーン

同じく爆転シュートベイブレードを代表するネタベイ達、ただしどちらもアタックリングはまあまあ強力。

当たり前(?)だが、トライピオの特徴のないウェイトディスク&ブレードベースと組み合わせたほうが普通に戦えてしまう。


インペリアルドラゴン

バースト世代のベイ。トライピオの対極となる『クソ強ドラゴン』。


コイルショック

五条勝

似た者同士。

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