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シルヴァリオサーガの編集履歴

2024-04-10 19:09:59 バージョン

シルヴァリオサーガ

しるゔぁりおさーが

ゲームブランド「light」によるアドベンチャーゲームシリーズ。全三部作。

概要

表記揺れ:シルヴァリオ・サーガ

別名にシルヴァリオサーガシリーズ新西暦サーガシルヴァリオシリーズなど。

第五次世界大戦とその最中に起きた「大破壊(カタストロフ)」により、文明が崩壊。その後謎の粒子「星辰体(アストラル)」に地球全土が覆われた「新西暦」を舞台としたシリーズ作品。


「正しさという概念が持つ光と闇」をコンセプトとした作品群。

敵側のキャラクターは、本来主人公が持つような側面を極端に突き詰めた結果として生まれる歪みや暗黒面が存在し、各作品のラスボスは毛色は異なれど完全無欠の王道を持つ光属性の権化であり、主人公はそれらと相対する者であることが共通。

タイトルや能力名・詠唱にある「シルヴァリオ《銀の運命》」とは、ボスキャラ達の完全無欠の正道や王道に相対して初めて現れ、しかし、太陽のようなあの煌めきにも負けない輝き。尊く、美しく感じられる運命という祈りを籠めて考えた結果とのこと(参考元:「高濱亮のシルヴァリオ・サーガ一問一答?!」より)。


一覧

シルヴァリオ ヴェンデッタ

第一作。

舞台は軍事帝国アドラー。過去から背を向けた一人の男が再び星を取り戻すべく足掻き抗う、敗者の逆襲劇


シルヴァリオ トリニティ

第二作。

舞台は古都プラーガ。運命に選ばれた一人の少年の英雄譚


シルヴァリオ ラグナロク

第三作。

舞台はカンタベリー聖教皇国。宿命を背負った少年と少女が、地獄の先にも、花は咲くことを証明するべく戦う、神殺しの物語。


登場人物

詳細は「シルヴァリオサーガシリーズの登場人物一覧」を参照。


用語

星辰体(アストラル)

本作の根幹をなす要素。高位次元に存在する未知の素粒子。

これを引き出す技術研究をめぐり第五次世界大戦が勃発。戦いの果てに発生した「大破壊(カタストロフ)」によって地球中に充満し、地球上の物理法則に大きな変化が起きた結果、総合的な技術水準は第一次世界大戦レベルにまで低下してしまっている。


星辰奏者(エスペラント)

正式名称は「星辰体感応奏者」。

星辰体と感応することができる能力者。星辰奏者となるには資質と身体改造が必要。

純粋な身体機能だけでなく、五感や生理機能まで強化されるため、技術水準が低下している本作世界では最強の兵科。

無論、内臓機能も強化されているため基本的に酒豪になるが、体質の問題か下戸もいる。


星辰光(アステリズム)

星辰奏者の真骨頂といえる異能。

特殊合金アダマンタイトで製造された武器を媒介に、星辰体と感応することで己を独自の星に見立て、その異星環境の法則を地球上に適応し、超能力という形で発現する。能力の性質は星辰奏者の精神性に影響されるため、血の繋がっている親族であろうとまったく同じ異能にはならず、さらに似たような能力でも下記のステータスにより差異が生まれるため、千差万別。

基本的には戦闘用だが、使い手の資質次第では研究といった非戦闘分野にも応用可能。


以下の8つの評価項目があり、ステータスとして表現・ランク付けされている。


出力に関する評価項目

基準値(アベレージ)常態としての出力を意味する項目。基本的にランクが高いほど身体性能の高さにもつながる。
発動値(ドライブ)最大出力を意味する項目。ランクが高いほど星辰光の出力が強力になるが、基準値と差があるほど、解除後の反動が激しいものとなる。二段階程度の差なら問題はないが、三段となればまともな神経だとのたうち回るレベル。

性質に関する評価項目

収束性星辰光の密度を意味する項目。同じ出力でぶつかり合えば、収束性が高い方が基本的に有利となる。強い意志力を持つ「光狂い」はこの数値に優れていることが多い。
拡散性星辰光の効果をどこまで広げられるかといった項目。射程距離というよりは影響範囲を意味する。干渉性とかみ合った場合、オールレンジ攻撃じみた戦法を可能とする。
操縦性星辰光をどれだけ緻密に制御できるかといった項目。低いと星辰光の制御が大雑把にしかできないが、高ければ高いほど緻密な制御が可能になる。
付属性星辰光を肉体や武器に付与させることができるかどうか。いわば「星辰光の影響を与える対象を限定できる素養」であり、例えば火に関する星辰光の場合、付属性が低いと自分の炎で火傷をしてしまうが、高ければ全身に火を纏っても火傷はおろか服も焦げ付かなくなる。
維持性星辰光をどれだけ持続して発動できるか。高ければ高いほど長時間に渡り星辰光を発動し続けられる。
干渉性星辰光が自然界の存在にどれほど干渉できるかを示す項目。例えば高い干渉性を持つ「振動操作」の星辰光であれば「離れた相手の耳元に他者の声を聴かせる」ことが可能。逆に高い干渉性を持っていても、自然界にあまり存在しないモノに作用する星辰光は恩恵を受けづらい。

極晃星(スフィア)

本シリーズで最重要要素。星辰光を超えた星辰光。

極晃星に至った者を「極晃奏者」と呼ぶ。

その本質はあらゆる願いを叶える魔法のランプに例えられ、条件が整えれば世界法則すら塗り替えることも可能。通常の星辰奏者はおろか後述の人造惑星と比較しても次元が文字通り違う存在。そのため極晃奏者と相対するには、同じ極晃奏者でなければまともな戦いにすらならない。

到達条件は以下の3つ。

  • 「出力及び性質の評価項目を合わせた7性質のいずれか(複数も可)が限界を突破すること」
  • 「高位次元干渉用の触媒を持つこと」
  • 「同じ思いを共有する他者がいること」

人造惑星(プラネテス)

星辰奏者の完全上位互換といえる星辰体運用兵器。別名は魔星。

作品ごとに3つの世代が存在するが、どの世代であっても理論的に星辰奏者を超える星辰光を振るうことが可能。

第一世代

 極晃星が発覚しなかった頃の人造惑星であり、強力な星辰体運用兵器

 星辰奏者が強化された兵士ならば第一世代は文字通り兵器であり、超一流の実力者やよほどの相性差でもない限り、星辰奏者では戦いの土俵にも上がれない。

第二世代

 極晃星が知られた後に研究された世代であり、極晃星に到達させるための雛形

第三世代

 極晃星の情報が知られるようになってから研究されている最新世代であり、すでに確立された極晃星とつながる眷属


光狂い

「ガチ勢」「トンチキ」などとも呼称される、ある種の精神的属性

意志の力で限界を超越し、一度決めたら何があっても目的を成し遂げるまで止まることができない者達。いわゆる主人公補正デフォルトのスキルとして持つ存在。

困難や強敵、許すべきでない存在に対して気合と根性で「覚醒」し、その場で成長することで敵を凌駕する。この「覚醒」は、相手に勝つまで何度も繰り返すことが可能。無論、数十回も覚醒を繰り返せば肉体が耐え切れず崩壊し始めるが、真性の光狂い(ウルトラトンチキ)であれば、肉体の限界すらも乗り越えてしまう可能性が高いとされる。

潜在的資質や度合いにおいては程度の差があるものの、モブを含めて理屈に乗っ取らない強さを持つ理不尽の権化。また当人の資質の度合いにもよるが、強い光に魅せられて後天的に「光狂い」に覚醒することがあり、本作の舞台となる世界では大量覚醒がきっかけとなって第三次世界大戦が起きた

光狂いと戦った者達曰く「致命傷を十や二十重ねてようやく足止めになる」レベル。

本シリーズにおいては、基本的には主人公たちの敵対者が該当することが多い。

作品ごとに「光の奴隷」「光の亡者」「光の殉教者」の3種類が登場する。


アマツ

新西暦における、日系人の総称。

ミドルネームに漢字を一文字入れており、基本的に愛が地雷レベルに重い。ある理由で新西暦においては総じて優秀な才覚を持っていることが多く、世界各国で貴種としての地位を確立。星辰奏者となった場合も、総じて飛び抜けて優秀な星辰光を持つことが多い。

 その性質もあってか、ほとんど全ての星辰光は詠唱がラブレターじみている。


キリガクレ

アマツほどではない日系人。ほぼほぼ確実にアマツの側近的立ち位置に属している。

基本的にアマツの下位互換だが、愛の重さはほぼ同等


神祖

 第三部における黒幕に相当する、極晃の亜種といえる存在。その正体は第三次世界大戦及び第二太陽や新西暦の根幹ともいえる、星辰体研究の第一人者たる四人の科学者。

 その性質から破損した瞬間に再生するレベルの不死性を持ち合わせており、千年間を大真面目に研鑽し続けた結果、文字通りの意味で全方位万能な人間の完全上位互換となった存在。光狂いとは不死性と経験値で何とか打倒しつつも戦術的に一泡負荷され続けた関係であり、忌み嫌うと同時に対応戦術を確立させているという異例レベルのポテンシャルを保有。反面成長と経験が豊富すぎるがゆえに達観しすぎており、慣れすぎたゆえに光狂いとは別の意味で破綻者と化してしまっている。

 保有する星辰光は維持性EXを保有する準極晃星といえる存在ゆえ、極晃星もしくは特攻が入るような特殊な性質がなければ殺害を成立させることすら不可能。さらに使徒という形で人造惑星とは異なる形の星辰奏者の上位互換を用意することが可能であり、上述の通り経験値が段違いであるため、光狂いでも何かしらの特筆がなければ嵌め殺すことが可能。加えて己を殺傷可能な極晃奏者が相手であろうと、そもそも戦闘という土俵に持ち込ませない立ち回りを可能とする。


軍事帝国アドラー

旧時代の軍事技術を色濃く受け継いだことから軍事国家として成立した旧・西ヨーロッパ地方を領土とする国家。

星辰奏者技術の本家本元でもあり、軍事的な総合力では三作続けて最先端。

星辰光のモチーフは「ギリシャ神話」に由来する。


アンタルヤ商業連合国

旧東ヨーロッパ地方を主な領土とする連合国家。

外敵に対しては一致団結しつつも日々血みどろの権力抗争を繰り広げている国であり、登場人物には他国から逃げ込んできた者や犯罪組織出身の物など、訳ありな人物も数多い。

星辰光のモチーフは「北欧神話」に由来することが多いが、二名ほど「ギリシャ神話」に由来する。主なモチーフ元は龍といった怪物主体。


カンタベリー聖教皇国

旧イングランドを主な領土とし、旧日本国の文化などを礼賛する極東黄金教という教義を広める宗教国家。

その実態は不老不死の怪物ある「神祖」達の実験場。神祖たちが目的を達成するために都合のいい国家の在り方を千年間模索した結果であり、国家としての安定度はずば抜けているが、ある意味において畜産に近い性質を持っている。

星辰光のモチーフは「北欧神話」に由来する場合が基本。具体的には、神祖は北欧の神々及びそれ関係する事柄、騎士や使徒は英雄や神々の武器・道具をモチーフとしている。

ただし、一人のみ「ケルト神話」がモチーフとなっている。


第二太陽(アマテラス)

大破壊によって生まれた宇宙空間に存在する星。

地球上を覆う星辰体の発生源。第五次世界大戦の影響によって本来とは異なる形で発生した極晃星であり、第五次世界大戦時の日本在住者全員が対等の状態で極晃に至った存在。新西暦の物理法則が第二太陽を構成する存在全てが思い描いたその時理想する世界の状態が互いを打ち消しあった結果残った結論。一億以上の善悪賢愚が望む理想が無差別に叶えられようとし、それらが互いに相殺しあった残りこそが、新西暦という世界の在り方となっている。

三次元上に空いた孔であり、特異点。ブラックホールとはまた異なる事象の地平線。

上記にあるよう本シリーズは、国ごとに星辰光のモチーフとなる神話が決められているが、第二太陽と関係があるアストラル運用兵器や、神祖とその関係者の星辰光は「日本神話」がモチーフ、あるいは所属する国家のモチーフとする神話と「日本神話」の複合モチーフとなっている。


関連タグ

light(ゲームブランド) ADV アダルトゲーム

燃えゲー 異能バトルもの 三部作

日本神話 ギリシャ神話(ローマ神話) 北欧神話


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