規則は守る為に存在する 例外は存在しない
プロフィール
名前 | オーター・マドル |
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誕生日 | 11月10日 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 男性 |
血液型 | A型 |
利き手 | 右 |
身長 | 177cm |
体重 | 63kg |
足のサイズ | 27cm |
一人称 | 私 |
家族 | 父・母・弟(ワース・マドル) |
趣味 | 読書、ダーツ |
休日の過ごし方 | 仕事、読書、バーで飲む |
好きな食べ物 | 特になし |
苦手なもの | 天真爛漫な奴 |
好きな言葉 | 諸行無常 |
好きな異性のタイプ | 興味ない |
よく訪れる場所 | バー |
お給料使用例 | 好きな作家の新刊 |
CV | 小野友樹 |
舞台演者 | 北園涼 |
概要
砂の神杖(デザトケイン)の神覚者。魔法局魔法魔力管理局局長。ワース・マドルの兄。
両親ともに魔法局に勤める、エリート一家の長男。
警察魔法学校時代にバディを組んでいた後輩を喪ったことから、高等部からイーストン魔法学校に編入し、神覚者となった。
人物
基本的には真面目で規律にうるさい神覚者の中でも一線を画しかねないほどルールや秩序に厳格な人物であり、魔法が使えないマッシュ・バーンデッドの処遇についても誰より苛烈かつ強引に進めようとしていた。
才能重視で純血主義で知られるレアン寮生であるワースの兄なだけにスパルタを通り越して不遜な面も目立っており、知る人からは畏敬の念を込められている。
セル・ウォーに対し尋問する際には、
「お前のケツに大量の砂を流し込んでクソが一生垂れ流れる体にしてやる」
と発言し、情報を吐かせるなど一度排除対象と認識すると、容赦なく無慈悲に徹する。
オーターの辞書に情状酌量の文字は存在しない。
一方、イノセント・ゼロとの戦いを控えた際は能力を見込んだ者としてランスとドットに自ら厳しく苛烈だが効率的なやり方で修行を付けてパワーアップを促していく等、神覚者や指導者としての気概とメンタリティーは本物である。
修行後にパンや水などを支給するなど不器用なりにも面倒見はいい様子。ドット曰く、「結構ピュアな所もある」らしい。
しかし、自分にとって規則を遵守する為ならば不正紛いな行いを平然としたり、自分に都合の良い解釈でその行いを正当化しようとまでするダブルスタンダードな面も目立つ。
特に魔法の使えないマッシュに関しては顕著で、旧知のオルカ寮監督生のマカロンにマッシュが神覚者候補の選抜試験に落ちるように依頼する形で妨害し、最終試験にまで生き残ると、試験前の口頭試問さえ認めずに使役魔物008番を仕向ける形で抹殺を計画する等、非常に自分勝手な面を見せる。
そして、それらに失敗すれば008番諸共(本人曰く「制裁」)自ら直接殺害しようとし、マッシュが自身の攻撃を回避すれば008番に攻撃を加えると盾にまでする等、もはや卑劣極まりない行動にまで出るが、あまりの目に余る行為からか、レナトスに制止されている。
自分の意にそぐわない行動や言動を取る者は同じ神覚者であろうが許さない等、独裁者的な面も持ち合わせ、自分の行いを妨害したレナトスの他、マッシュに興味を持ち抹殺に否定的なライオやカルドの事も内心激しく敵視している。
正直、人格を重視とするイーストン魔法学校にここまで独善的で危険思想に取りつかれているかの様な人物が所属して卒業にまで至ったのか疑問を抱かずにはいられないが、一応過去の件が現在の過激なやり方に至っている模様。
弟のワースとはお互い「お前」「テメェ」呼びと仲は悪く疎遠状態だが、『弟との過ごしかた』という本を読んでいるところを某シスコンに目撃されている。歩み寄ろうとはしているのだろうか。
また、ワース同様父親から魔法に関する英才教育を受けていた。
容姿
弟に似て少し癖が強いが、弟と違い少し茶色がかった髪と丸眼鏡が特徴。アザは二本線で両頬に一本ずつなのは兄弟同様だが、オーターは凸凹の様な形になっている。
(性格に難はあるものの)作品内では珍しいギャグ要素の無いイケメン……かと思いきや、丸眼鏡を外すと両目の形が「3」の形になる程のド近眼。しかも自覚していない。
マッシュ「無自覚っていうのが一番罪深いんじゃ…」
能力
魔法局に所属する魔法使いでその実力は魔法界でもトップレベル。その実力は同じ神覚者の中でも頭一つ抜けており、過去に攻め入った魔人族を6体単独で討伐している。
そもそも魔人族は魔法界の中でも非常に強力な種族であり、魔力の許容量が人間と段違いであり、神覚者でも手を焼くほどの力を有している。
これを1人で6体も討伐しているのだから、彼の実力の高さがうかがえる。また、彼自身単独で悪魔の五つ子であるファーミンを1人で討伐し、(6割とはいえ)ドゥウムとも渡り合っている。
魔法
オーター・マドルの砂の魔法の要
それは砂の汎用性にある
圧倒的な密度で固められた砂は
時に鉄をも削る
岩をも砕く
さらにその柔軟性は規則性のない攻撃となり
回避は不可能
「砂の神杖」を冠する通り、固有魔法は砂。砂を自在に生成し、操ると言う単純なもの。しかし、その効力は絶大で密度を高めた砂で拘束されると圧倒的なフィジカルを持つマッシュでも抜け出すのは一苦労である。並の魔法では足止めもままならないマッシュを拘束できるのだから、生半可な相手ではそもそも戦いにすらならない。
上述した通り、その汎用性の高さから防壁を作り出したり、砂の上に乗り移動するなどの高い応用力を見せている。
また、杖の力を引き出した際はサーカス全体を一時的に砂に変え、無差別に攻撃することができる。
ファンブックにて、読者からの「自身が砂になる事も出来るんでしょうか」という質問に対し作者は「なれなさそうです!めちゃめちゃ本気出したらなれそうです!」と回答していたが、アニメでは初登場の回にて披露している。
過去
警察魔法学校時代は、
「ほどほどの人生をほどほどの労力で成しえる」
という目標を掲げていた。
朝7時開始のパトロールに1時間遅刻するなど、自分の目的のためなら規律を守らず合理的に最短ルートを辿ることをしていた。その挙句
「あんなことして小さな点数稼ぐのは非合理的だ……」
などと言い、警察魔法学校の後輩アレックス・エリオットに「合理性極めた感情のないマシーンと化してる!!」と嘆かれていた。ついでに「友達いなそ!!」とも言われていた。全くその通りである。
そんな数少ないオーターの理解者であったアレックス・エリオットが殉職し、
「みんなが安心して暮らせるような規律ある世界を作ってくださいよ」
と、オーターに望みを託した。
その日から利己を捨てて職務に没頭し規律の鬼となり、より多くの人を救うために自己犠牲的なまでの冷徹さを持つようになった。
そのことからか、現在のオーターの言葉や思想には、アレックス・エリオットが影響していることが多い。
アレックス・エリオットの命日には欠かさず匿名で花を贈っている。