姫石さあや
きせきさあや
概要
アニメ『アイカツオンパレード!』の登場人物。
主人公・姫石らきの年の離れた姉。スターハーモニー学園に転入することになったらきは、彼女のもとに居候している。
基本的には、妹思いの姉…なのだが、マッドサイエンティスト気質で、過去にらきも「実験台」にさせられて迷惑を被っている。
アイカツシステムの若きエンジニアで、独自に開発したアイカツパスをらきに渡し、そのパスをステージで使用したことから、彼女の世界である『アイカツフレンズ!』の世界を含む歴代シリーズへとつながる扉が開かれた。
パスの影響は各地に齎され、情熱ハラペーニョのふたりが『アイカツフレンズ!』の世界に、ラブミーティアが『アイカツ!』世界へまぎれこむなど、多岐に及んでいる。
現在は、研究所に長期休暇を申請。
独自の活動をして楽しんでいるようだが…らきは彼女の背中を追って、また新たな扉を開くことになる。
…が、3つの世界が融合するした第9話を最後に物語からフェードアウト。
しばらく本編に姿を見せず、毎週冒頭で「アイカツエンジニアのお姉ちゃんを探しながら」と発言しているらき自身もさあやを探すそぶりすら見せなくなった。
その後、第17話『ゴシック☆ウォーズ』にて久々に登場。ラブミーティアに協力して映画のプロデュースを担当した。
続く第18話では、自分だけのブランドを作りイベントを成功させたらきの前に現れ、彼女の努力をねぎらうと共に「感謝の心を忘れないように」と伝えた。
以降再び長期間行方をくらましていたが…。
目的(ネタバレ注意)
本編最終話となる25話、らきが帰宅するといつの間に家でカップラーメンを食べていた。らきに今までとどこに行っていたのか問い詰められると、その真意を明かす。
今回の事態はアイカツ!の発展のために行った実験であり、さあや自身も各世界を廻ってデータを取ったり考察を行っていた。また、らきを実験台にしたのは彼女のプレミアムドレスを作る夢を応援したいというさあやなりの思いやりからである。
ある時点で各世界のトップアイドル達には目的を伝えていたようで、実験に協力してもらっていた。
しかし、今回の件はあくまでもテスト期間であり、これ以上アイカツシステムに負担はかけられないとして、さあやはそろそろ実験を終え、世界を元に戻す(つまり各作品の世界の繋がりが解ける)ことを伝える。したがって、次のステージがみんな(=他の世界のアイドル)に会える最後のチャンスであり、しっかりやりきるように激励するのだった。
余談
アイカツオンパレード!のストーリーは、大まかに言えば「さあやが描いた計画によってらきが様々な世界のアイドルと出会い、夢を叶え成長していく物語」であり、さあやはプロデューサー※の役割を持っていたと言える。
あまり出番を与えられず、作品終了後もいくらか謎は残ったが、それでも重要な役割を果たした人物と言えるだろう。
二次創作ではマッドサイエンティストの面を強調され、便利屋として扱われることが多い。
また、なぜかシスコンキャラになっていることがある。
さあやの声を担当した牧野由依は、以前に同社系列のアイドル作品で佐久間まゆを、ライバルシリーズのアイドル作品で黒須あろまを演じており、アイドル作品に出演するのは3度目となるが、今回はアイドル役ではない。
ちなみに、牧野は後にアニメ『平穏世代の韋駄天達』でラキというキャラを演じている。
※:これは厳密には「P」または「スカウトマスコット」のことであり、プロデュースのために同じ位置にあった某繋がりPの暗示と考えることができる。参考までに、フライングドッグ10周年記念LIVE「犬フェス2」二日目に安野希世乃さん(北大路さくら役)と諸星すみれさん(星宮いちご役)はアニメ『ARIA The ANIMATION』オープニングテーマ「ウンディーネ」をカバーとして歌っていた。その後、牧野さんはフライングドッグに約12年後に同じレコード会社で再び(劇場版)主題歌を担当することになりました。