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ルヴィ・エトワ・レッドムーンの編集履歴

2024-05-16 20:49:30 バージョン

ルヴィ・エトワ・レッドムーン

るゔぃえとわれっどむーん

ルヴィ・エトワ・レッドムーンとは、小説作品『ティアムーン帝国物語』の登場人物。

ティアムーン帝国の門閥貴族である四大公爵家の一角にして軍務関係を司っているレッドムーン公爵家の長女。16歳。四大公爵家は皇帝の親戚筋であるため、皇女ミーア・ルーナ・ティアムーンとも縁戚関係である。


名前の由来は色の宝石であるルビーから。


プロフィール

出演作品ティアムーン帝国物語
性別女性
誕生日不明
出身地ティアムーン帝国
身長
体重
特技
好きなもの
嫌いなもの
CV
舞台版配役

人物

男装の麗人。軍務全般に詳しく、剣術、馬術ともに優秀。常に堂々としており押し出しも良い人物。


………と、思いきや中身は完膚なきまでに、どヘタレの超小心者で、男装はソレを隠すための鎧であり、押し出しの良さも自身を大きく見せるための、ただの演技にして単なる虚像。特に恋愛関係は鬼門で致命的なまでに積極性に欠けており、実害が無いなら現状に甘んずる傾向が強い。つまり紛れもなくミーアの身内。

つまり「恋人になろうとして気まずくなったらイヤだから、友だちや上司部下のままでいいかなぁ……でも向こうに恋人とか出来たらやっぱ嫌だ!」と考えて構ってちゃんアピール(しかもアピールがビミョーすぎて気付かれない&自爆する)を繰り返す、とーってもめんどくさい女性。


実は帝国軍百人隊の副隊長・バノスに密かに想いを寄せており、いずれはレッドムーンの私兵団にスカウトしたいと目論んでいた。


作中の動向

最初の時間軸

バノスが戦死するルールー族と百人隊の紛争の原因を作ったミーアのことを恨んでいた。

その後、革命が起こりミーアがレッドムーン公爵家の私兵団の派遣を求めてきた際、ルヴィは戦術論を持ち出し父に「今は派兵すべきではない」と進言。その結果、レッドムーン家の私兵団は派遣されることはなく革命軍は、その勢いを潰されることなく帝都を陥落させた。その際父や弟たちも戦死した挙句彼女自身も自分が何をしたかったかわからなくなっていた。

ルヴィは派兵の話を断るように、父に進言した以外は何もしていなかった。それ以外何もしなかった。断罪王や革命軍の聖女の様に民衆の前に立って戦うわけでもなく、元帝国最強の戦士の様に帝国を見限り革命軍に身を通じ姫殿下の首を欲したわけでもない。何もせず戦いもしないまま、彼女は革命軍が館に乗り込んできた際自身の首を剣で落とした。自らの血と空虚と失意の中に沈みながら。


本編の時間軸

ルールー族と百人隊の紛争が未然に回避されたためバノスは戦死せず、その意味では必然的にミーアを恨むことはなくなった。

しかし、直後に軍再編のためバノスは皇女専属近衛部隊(プリンセス・ガード)に配属(のちに隊長)となってしまう。百人隊のメンバー程度ならばレッドムーンからコネを回して、自家子飼いのセクションに配属できたが、こと近衛(特にミーア直属となるプリンセスガード、しかもミーアの直指名による配属)となれば、軍務は軍務でも通常のティアムーン帝国の軍組織からは(帝室直下として)切り離された状態になるためレッドムーンの影響が及ぼせない。

そのためルヴィは「ミーア皇女に大好きなバノス様を取られた」と人知れずも、それはそれは号泣して恨む事となる。


一方、ミーアはミーアでディオン・アライアからのプレッシャーを少しでも緩和したくて、ディオンの元部下で彼と気休い関係でもあるバノスを必要としており、彼を手放すなど怖くて怖くて出来ない相談だった。


そんな事になっているとは露も知らぬが仏のミーアを他所にして、思い詰めに思い詰めたルヴィは、ついに勢い余ってミーアに対して単刀直入に「バノス隊長をレッドムーンによこせ」と直談判する。バノスが配属換えになった直後に行動を起こせなかった上、思い詰めに思い詰めた結果としてようやく行動に移せたあたり、ミーアに通ずる小心者の中の小心者、残念男装ヘタレ娘なる由縁と言えよう。


案の定(毎度おなじみのアンジャッシュ状態を経て)ルヴィとミーアの交渉は決裂。結果、二人はバノスを賭けた乗馬勝負をする羽目になる(ちなみにバノス隊長本人の意思は確認していない。今更ながら困った姫君たちである)。

ここでミーアはバノスを賭け代に乗せ、ルヴィはレッドムーン令嬢の誇りとも言える自らの剣を賭け代にのせた。そしてルヴィは自覚なく「今度こそ自分の譲れないもののため(前の時間軸では出来なかった)自分の意志で自分の力で戦える」と超ワクテカ状態となった。


紆余曲折を経て勝負の女神はミーアに微笑むものの、直後にルヴィが外聞をかなぐり捨てるかのように泣くものだから、ミーアは改めて事情を聞き、ルヴィが子どもの頃から秘めて大事にしていた乙女の深層の真相を知る事となる。

かくてミーアは平民のバノスと曲がりなりにも「星の令嬢(エトワーリン)」であるルヴィとの身分違いカップリングに(言い方は悪いが)ワクテカ状態となり、支援を約束。「賭けの結果に従ってルヴィの剣をミーアが預かる」というタテマエで、ルヴィを皇女専属近衛部隊の副隊長(つまりバノスの直属の部下)に就任させた。もちろん、この粋すぎる計らいにルヴィは感激しミーアへの忠節を改めて誓う事になった。


かくて愛と実益の両立出来る立場を手に入れたルヴィはバノスの隣でレッドムーンの権力をミーアのために奮う事となった……のだが、今度は上司と部下として近すぎる関係に感激しつつ困惑しつつ「もういっそ、このままでいたい」とか小心者の恋愛生存戦略を組み立てて泣きを見そうになる日々が続いていたりする。


……星持ち小心残念男装ヘタ令嬢の恋愛戦略は、ミーアがあれほど骨を折ったにもかかわらず、まだまだ始まってもいないのであった。


ミーアが女帝になった後に、大恋愛を成就させバノスと結ばれることに成功した模様。ミーアのことを未だに縁結びの愛の天使と思っているようである。それを聞いてミーアはドン引きしている。



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