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ティアムーン帝国の門閥貴族である四大公爵家の一角にして軍務関係を司っているレッドムーン公爵家の長女。16歳。四大公爵家は皇帝の親戚筋であるため、皇女ミーア・ルーナ・ティアムーンとも縁戚関係である。

名前の由来は色の宝石であるルビーから。

プロフィール

出演作品ティアムーン帝国物語
性別女性
誕生日不明
出身地ティアムーン帝国
身長
体重
特技
好きなもの
嫌いなもの
CV
舞台版配役

人物

男装の麗人。軍務全般に詳しく、剣術、馬術ともに優秀。常に堂々としており押し出しも良い人物。父親からも「子供達の中で皇帝になれる器があるのはルヴィだけ」と評されている。

………と、思いきや中身は完膚なきまでに、どヘタレの超小心者で、男装はソレを隠すための鎧であり、押し出しの良さも自身を大きく見せるための、ただの演技にして単なる虚像。特に恋愛関係は鬼門で致命的なまでに積極性に欠けており、実害が無いなら現状に甘んずる傾向が強い。つまり紛れもなくミーアの身内。

つまり「恋人になろうとして気まずくなったらイヤだから、友だちや上司部下のままでいいかなぁ……でも向こうに恋人とか出来たらやっぱ嫌だ!」と考えて構ってちゃんアピール(しかもアピールがビミョーすぎて気付かれない&自爆する)を繰り返す、とーってもめんどくさい女性。

実は帝国軍百人隊の副隊長・バノスに密かに想いを寄せており、いずれはレッドムーンの私兵団にスカウトしたいと目論んでいた。

作中の動向

最初の時間軸

バノスが戦死するルールー族と百人隊の紛争の原因を作ったミーアのことを恨んでいた。

その後、革命が起こりミーアがレッドムーン公爵家の私兵団の派遣を求めてきた際、ルヴィは戦術論を持ち出し父に「今は派兵すべきではない」と進言。帝国最大の兵力を持つレッドムーン家が派兵をしなかった結果、他の貴族たちが帝都に兵を派遣する事を断る口実になってしまい、その結果革命軍はその勢いを潰されることなく帝都を陥落させた。その際父や弟たちも戦死した挙句彼女自身も自分が何をしたかったかわからなくなっていた。

ルヴィは派兵の話を断るように、父に進言した以外は何もしていなかった。それ以外何もしなかった。断罪王や革命軍の聖女の様に民衆の前に立って戦うわけでもなく、元帝国最強の戦士の様に帝国を見限り革命軍に身を通じ姫殿下の首を欲したわけでもない。

何もせず戦いもしないまま、彼女は革命軍が館に乗り込んできた際自身の首を剣で落とし虚無と自身の血に沈んた。

本編の時間軸

ルールー族と百人隊の紛争が未然に回避されたためバノスは戦死せず、その意味では必然的にミーアを恨むことはなくなった。

しかし、直後に軍再編のためバノスは皇女専属近衛部隊(プリンセス・ガード)に配属(のちに隊長)となってしまう。百人隊のメンバー程度ならばレッドムーンからコネを回して、自家子飼いのセクションに配属できたが、こと近衛(特にミーア直属となるプリンセスガード、しかもミーアの直指名による配属)となれば、軍務は軍務でも通常のティアムーン帝国の軍組織からは(帝室直下として)切り離された状態になるためレッドムーンの影響が及ぼせない。

そのためルヴィは「ミーア皇女に大好きなバノス様を取られた」と人知れずも、それはそれは号泣して恨む事となる。

一方、ミーアはミーアでディオン・アライアからのプレッシャーを少しでも緩和したくて、ディオンの元部下で彼と気休い関係でもあるバノスを必要としており、彼を手放すなど怖くて怖くて出来ない相談だった。

そんな事になっているとは露も知らぬが仏のミーアを他所にして、思い詰めに思い詰めたルヴィは、ついに勢い余ってミーアに対して単刀直入に「バノス隊長をレッドムーンによこせ」と直談判する。バノスが配属換えになった直後に行動を起こせなかった上、思い詰めに思い詰めた結果としてようやく行動に移せたあたり、ミーアに通ずる小心者の中の小心者、残念男装ヘタレ娘なる由縁と言えよう。

案の定(毎度おなじみのアンジャッシュ状態を経て)ルヴィとミーアの交渉は決裂。結果、二人はバノスを賭けた乗馬勝負をする羽目になる(ちなみにバノス隊長本人の意思は確認していない。今更ながら困った姫君たちである)。

ここでミーアはバノスを賭け代に乗せ、ルヴィはレッドムーン令嬢の誇りとも言える自らの剣を賭け代にのせた。そしてルヴィは自覚なく「今度こそ自分の譲れないもののため(前の時間軸では出来なかった)自分の意志で自分の力で戦える」と超ワクテカ状態となった。

紆余曲折を経て勝負の女神はミーアに微笑むものの、直後にルヴィが外聞をかなぐり捨てるかのように泣くものだから、ミーアは改めて事情を聞き、ルヴィが子どもの頃から秘めて大事にしていた乙女の深層の真相を知る事となる。

かくてミーアは平民のバノスと曲がりなりにも「星の令嬢(エトワーリン)」であるルヴィとの身分違いカップリングに(言い方は悪いが)ワクテカ状態となり、支援を約束。「賭けの結果に従ってルヴィの剣をミーアが預かる」というタテマエで、ルヴィを皇女専属近衛部隊の副隊長(つまりバノスの直属の部下)に就任させた。もちろん、この粋すぎる計らいにルヴィは感激しミーアへの忠節を改めて誓う事になった。

かくて愛と実益の両立出来る立場を手に入れたルヴィはバノスの隣でレッドムーンの権力をミーアのために奮う事となった……のだが、今度は上司と部下として近すぎる関係に感激しつつ困惑しつつ「もういっそ、このままでいたい」とか小心者の恋愛生存戦略を組み立てて泣きを見そうになる日々が続いていたりする。

もちろん恋愛に対して奥手なのは変わっておらず、父がミーアの親戚筋との縁談を強引に進めようとした際にいろいろ理由をつけて断ろうとしたが、その婚姻が父親が親ミーア派である事を示すためのものであり「ミーア殿下のためにもなる」と強引に押し切られる形になる。それにより自分自身で断る手段がなくなり、いつもの凛とした仮面を捨てて本当の意味でミーアに泣きつくことになる。

そしてミーアにさらに骨を折ってもらって縁談を撤回させる事には成功するが、ここから危機感を募らせてバノスとの関係を進める事が出来たかというと、全くもって、そんな事はなく結局のところ現状維持に腐心する事しかできてない。

……星持ち小心残念男装ヘタ令嬢の恋愛戦略は、ミーアがあれほど骨を折ったにもかかわらず、まだまだ始まってもいないのであった。

ミーアベルの時間軸

ミーアが暗殺された後ティアムーン帝国はレッドムーン家とイエロームーン家の派閥(紅黄派)とブルームーン家とグリーンムーン家の派閥(蒼翠派)に分かれ争うことになる。ルヴィは紅黄派のトップとして行動することになる。

想い人であるバノスとは結ばれることはなく、生涯独身を通した模様。

女帝ミーアの時間軸

ミーアが女帝になった後に、黒月省のトップに就任し帝国の軍事制度の数々を改革し大きな成果を挙げ「ミーアの盟友」と評された。また私生活では大恋愛を成就させバノスと結ばれることに成功した模様。それによりミーアへの忠義も青天井となりミーアのことを未だに縁結びの愛の天使と思っていると豪語している。それを聞いてミーアはドン引きしている。

しかし時間線の次第においては、バノスとの夫婦関係は(公然の秘密ではあるが)公的には秘匿されており、対外的には未婚の母のような扱いになっている模様で、後年の歴史書・歴史研究においてはルヴィの配偶者の正体はティアムーンの歴史上でも最大級の謎のひとつとされている。

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ルヴィ・エトワ・レッドムーン
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ルヴィ・エトワ・レッドムーン
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