謎の僧侶。見た目は怖いが涙もろい性格である。
マリアベルの子どもであり、ルキナ達と同様に未来からやってきた。強面な外見から賊と間違われやすい。実際、マリアベルが初めて出会った際に正体を知らないとはいえ「賊と馴れ合う気は無い」などとルフレの時以上に激しい拒絶をされている。その後、指輪を見せて正体が明らかになる(この際も最初は泥棒扱いされてしまっている)まで、マリアベルからすれば全く関わる気にはならなかった様子である(しかしながら、これだけ拒絶されてもやっぱり母親らしいと思うブレディは母親が分かっているとは言えるが)。
言葉遣いも悪いがマリアベルの戦闘(特に必殺時など)のセリフ(ボッコボコにしてやりますわ等)を考えればこれも母親譲りである。また、顔の傷はバイオリンの弦で切ったもの。このエピソードからも分かる通りマリアベルに貴族のたしなみをみっちり教えられており、言動の端々からもそれがうかがえる。
バイオリンの他に紅茶やチェスも趣味としており、茶葉を買ったり、バイオリンの弦を換えたり、チェスの駒を修理する事を目的にへそくりをしているようだ。
なお、持っている杖の柄には赤い布が巻きつけてある。これは1970年代~1980年代の不良の間で流行った「赤テープ」という物を意識している。学生カバンの取っ手に赤テープを巻く事で「ケンカ売ります」あるいは「ケンカを売られたくなければ来るな」という意思表示をしているのだとか。
僧侶という性質上戦闘面は不向きで強面の割に幸運が高い、という結構異色のキャラクターである。父親となるキャラクターにもよるがクラスチェンジさせても十分に通用するキャラクターになる。というか見た目と合わせるなら蛮族などがオススメか。
ネタとしていうならばマリアベル(というよりトルバドール)のスキルである「深窓の令嬢(周囲の男性キャラクターの回避、必殺回避アップ)」を引き継がせると面白い。真面目にいうならマリアベルがダークペガサスになれるので疾風迅雷を継がせても役に立つ。
ヘンリーを父親にして僧侶→ダークマージ→ソーサラー→賢者への3回のクラスチェンジをして賢者のスキル『魔の達人』を習得すれば回復と攻撃の両面において最強クラスの魔力を発揮できる。
誕生日は2月22日で、シリーズの第10作目『ファイアーエムブレム 暁の女神』は2007年のこの日に発売された。