演:甲斐道夫
概要
シティガーディアンズ初代隊長。
Case Fiie.28でヘルズゲート囚ジャグルの攻撃により、タイムレッドにかばわれたものの負傷し、戦列を離脱する。
その間に滝沢直人が隊長に就任したことから、Case Fiie37で復帰後、浅見渡に直人よりも上位となる本部長就任を命じられる形となる。しかし…
「久しぶりに帰って来て、シティガーディアンズの躍進ぶりに驚いております。しかし、それは営業面の話、現場は逆です。本日の出動を見て失望しました。班の選定、動員人数に問題があり過ぎます。早急に見直しを」
直人「土方……本部長、それは私への非難でしょうか?」
「気にするな、君はまだ経験が浅い。今後は私が指示を出す」
直人「タイムファイヤーが加わった今、以前とは戦力が違います。古い感覚での指示は、現場を混乱させると思いますが」
「何!?」
渡「よせ! 君達が衝突することこそ、混乱を招く!」
(定例会議終了後)
「滝沢。午後、全隊員を講堂に集めろ。本部長の私から、今後の方針を話す」
直人「私は午後から非番ですので、どうぞご勝手に」
土方は、タイムファイヤーの力を得てすっかり増長していた直人から露骨に反抗的な態度を向けられて対立。その場は渡に制止されるも、その日の午後にて、非番で外出中に敵の襲撃を受けた直人の救難信号をわざと切断。この事が渡の知る所となり、組織を追放される事になった。
ただし、救難信号を意図的に切断した土方の行いが褒められた物で無いとはいえ、復帰早々に反抗的な態度を取って土方を見下す直人の横柄振りを知っていて、事の経緯を把握出来るはずでありながら土方を一方的に追放処分にした渡の決定も多分に問題があったと言える。
おそらくは、直人の方が正しいと見たのではなく「タイムファイヤーという戦力を失う訳にはいかなかった」が故の政治的判断からこの様な決定になったと思われるが、結果的にこの判断は直人の更なる増長を招く事態となり、レダーウィルス事件で問題的な行動を起こす事に至ったと言える。
また、渡の方も直人の実績は認めつつも、その自己中心的な振る舞いには難色を示していたようで、後に彼に内密でブイコマンダーのボイスキーを秘密裏に解除するという根回しを行っており、場合によっては直人を切り捨てる算段を執る事になっている。
関連タグ
人を呪わば穴二つ:Case Fiie37での彼の末路を象徴することわざ。
ヤギとロバ:彼の末路を示しているイソップ寓話。ただし、事の経緯を省みれば「ヤギ」に該当するのは直人も同様(しかも、直人の場合は「勝ち逃げしたヤギ」)と言え、後に自らもまた「破滅」を迎える事になった。
朝加圭一郎:土方と違い、#38でピンチに陥った追加戦士に変身する人物を「お前がどんなに胡散臭かろうが、任務で対立しようが、助けない選択肢はない!…お前だって一人の人間だ」と私情抜きで助けた18年後の警察の戦隊の警察戦隊パトレンジャー戦隊レッド。
スカッとする話:Case Fiie37での彼の行動はこれの悪役そのもの。しかし、こちらと違い、直人は単純な被害者では無く、自業自得な部分もある。