データ
概要
ギギストが空間転移能力を使用し、悪意を暴走させた「マケンタウロス」「ギングリフォン」「ドンポセイドン」「ハオーディン」「ヴァンフェンリル」の五体のファンタスティックケミーを多重錬成して生み出したキメラ型マルガム。
神話で語り継がれる伝説の力を合わせ持ち、超常的な攻撃を連続で使用し圧倒する最強のマルガムである。
横に配置された舌を出す青い狼を模した頭部を中心に、矢をつがえるケンタウロスを模した右肩と巨大な翼を持つグリフォンのような左肩、曲がりくねるマルガムの腕が顔を覆い隠した武器を構える二柱の神で構成された水色と金色に彩られた両腕を持つ。
高貴で神聖な幻獣や神々をモデルにしたケミーを掛け合わせたにも関わらず、その姿は複数の腕で拘束されたような恐ろしい悪魔然とした怪物の如き容姿になっている。
また、胸部の素体の交差された両腕は、ケミーのモデルをまとめて抱えているようにも見える。
能力
マケンタウロスの弓矢、ギングリフォンの飛行能力、ドンポセイドンの三叉槍と水流操作、ハオーディンの槍、ヴァンフェンリルの爪、更には天候操作と非常に豊富な攻撃法や能力を併せ持つ。
冥黒のマルガムが持つ桁違いの悪意の強さに加えて、ケミーの中でも高位の存在であるファンタスティックケミーが5体も融合していることもあって、これまでの激しい戦いを乗り越えてきたマジェードとヴァルバラドを単独で圧倒するほどの戦闘力を持つ、最強のマルガムの名に相応しい実力の持ち主。
しかし、あまりにも強大すぎる力故か融合しているケミー達は終始苦しみ、うめき声を上げている。
活躍
ギギストが仮面ライダーヴァルバラドとの戦闘中、空間錬成で捕えた五体のケミーを自身の力で強引にマルガム化することで誕生。
銀杏蓮華の渇で再び立ち直った仮面ライダーマジェードが参戦し、ギギストも空間転移で謎の卵に保護された一ノ瀬宝太郎の元へ向かったため、二対一の状況となるも、圧倒的なスペックで強引に攻め込み、変身解除にまで追い込む。
しかし、絶望から立ち直った宝太郎と新たに生まれた101体目のケミーニジゴンの力で変身する仮面ライダーレインボーガッチャードと交戦し、彼の自由な発想から生み出される錬金術によって翻弄されてしまう。
最終的にはレインボーガッチャードの必殺技で撃破され、五体のケミーも活動を停止することなく無事に解放された。