我らは鵺…人心など介さぬ物怪よ…敵は恐怖で押さえつけるのみ…
CV:ヤシロこーいち
概要
本名は未だ明かされていないため、便宜上、本項目では「鵺父」と表記する。
人物
容姿
肩まで伸ばした白髪と顎に蓄えた髭が特徴的な老齢の男性。
青を基調とした和服を着ている。
性格
少しずつ一族の在り方を変えていこうとする改革派の現当主である鵺兄に対して相談役の鵺爺と共に保守派を貫いている。そのため、一族のためなら一般人を巻き込むことや子供の誘拐も躊躇わない。また、鵺兄がオリオンこと祇園織文に敗れて入院する事態になった際にも冷淡な言葉を投げかけるなどまさしく人心を介さぬ鵺のような性格。
一方で自身の意向を無視して子供を誘拐したことに対して鵺兄から激しい怒りや凄まじい圧をぶつけられても一切動じないなど豪胆な部分もある。
能力
既に引退した身なので今のところ戦闘描写はないが、息子達の実力を考慮すると彼自身も現役時代は高い実力を誇る暗殺者だったと思われる。
また、一族の運営は鵺兄に任せて隠居しているが、鵺一族の幹部達に直接指示を出すなど、未だ実権を握っており一族内でも強い影響力を持つ。
活躍
初登場。
鵺兄から、瓜生龍臣との戦闘の末、敗死したはずの鵺弟が実は生きていること、銀田栄角と敵対する毛利班と共に行動していることを聞かされる。これを裏切り行為であるとして鵺兄に始末することを指示した。
「当代のお前はこの一件、どう始末をつける?」
- 2024年1月31日の動画(瓜生龍臣→祇園織文)
終盤に登場。
鵺兄に敵の弱点を見つけるように指示していた。
「鵺とは正体不明のモノ…怪物に人心など不要…」
- 2024年2月9日の動画(瓜生龍臣)
雷一族が雇い主の秋月義一を殺害された報復として暴走し、秋月家の新当主に就任した秋月秀一の命で銀田一族の銀田隆史らまで無差別に攻撃し始めたため、鵺兄に手段を講じるように指示した。鵺兄は雷一族のトップである紫電のみを狙って事態を収めようとしたのに対して、雷一族と同じように無差別に報復する方が抑止力となると話した。しかし、鵺兄はこれを飲み込もうとしなかったため、自身が直接雷一族、そしてエルペタスを調査し、その親族をも標的とするように幹部達に指示した。
その一人として、エルペタスのトップランカーである祇園に彩綾という娘がいることが判明した。そして、その娘を誘拐するように指示した。しかし、それに鵺兄が気付き、自身の意向を無視して幼子を誘拐したことに激怒しながら自身と相談役の下に来た。そして、凄まじい圧をぶつけられたが、全く動じず意志を突き付けるには非情さと力だと説いた。問答の末、鵺兄に譲歩することを選び、その娘を返した。だが、ただでは返さず、「次は殺す」という警告の紙を腰に挿し、更に背中に残酷にも十文字の傷をつけた。
「馬鹿者め…意志を突き付けるには非情さと力よ…時代は変われど真理は変わらぬ…」
- 2024年2月12日の動画(瓜生龍臣)
警告を受けた祇園が、逆に鵺一族を滅ぼす意志を固め一族の者を殺し始めたため、再度娘を狙うように指示した。
「再びその娘を狙え…暴れれば家族まで…敵方に思い知らせるのだ…」
- 2024年3月15日の動画(智也→瓜生龍臣)
祇園との戦闘に敗れ入院した鵺兄を相談役の鵺爺と共に見舞いに来た。そして、冷淡な言葉を吐き捨てた。その言葉が、看病していた智也の琴線に触れたことで凄まじい圧をぶつけられる。しかし、その言葉を意に介すことなく帰った。なお、その言葉は鵺兄の耳にも入っており、鵺兄は2人とも自分が負けたことが悔しいのだろうと考えていた。
「一族の頭首がなんという姿だ…」
余談
彩綾のこともあり、現時点では鵺爺共々視聴者からの好感度は低い。
鵺兄に始末するように指示した智也について、鵺兄は死んだことにしたらしいが、その後、成り行きで智也と出会った際には銀田家当主の銀田栄山の意向があったのか、鵺兄に説得されたのか、はたまた他に何か理由があったのかは定かではないが、破門のみの処分として命までは取らないことになっていた。
関連タグ
紫電 - 雷一族の現統領。こちらも忍者の一族の出身で、一族のためなら非道なことも躊躇わないことが共通している。ただし、こちらは現在は改心して殺し屋稼業から足を洗い、生き残りの配下と共にわらび餅屋に転身した。