カミはなぜ 我々を 造りたもうた
何のため 我々は 存在する
その答えを 望んでは いけない
我々は ただ そのコトバに従い
セカイと接続し 夜通し マツリに
明け暮れるのみ ただ それだけ
概要
フェスとは、スプラトゥーンシリーズにおいて期間限定で定期的に開催されるイベントである。
『カミ様』と名付けられたFAXが決めたお題に投票して、バトルで決着をつける名前通りのバトルの祭典である。
スプラトゥーン2までは2択の選択肢だったが、スプラトゥーン3では3つどもえの選択肢になっている。
フェス開催時刻から一定期間を前にハイカラニュース、バンカラジオの臨時ニュースとしてフェス開催が発表される。
のちに、広場でどの陣営につくかを選んでフェスTをレンタル可能。
フェス期間中は各陣営に分かれて「フェスマッチ」という特別なモードのナワバリバトルで対戦し、終了後は結果が計算され、どの陣営が勝ったか決まる。
フェス参加者は、結果発表後に「スーパーサザエ」を受け取ることができる。
決着のつかない選択肢がお題に適用されることが多いが、イカ世界に存在する訳がない文化すら取り入れてくることから、イカタコ自身は何を聞かれてるかを分かっていなさそうだ。
しかし彼らは何らかの形でその質問に答えたいと考えて、依然として参加してる模様。
ゲームの枠を超えて拡大していることから、シオカラーズ、テンタクルズ、すりみ連合は偶に自分たちがゲームの中にいると知っているかのように振る舞うので、フェス自体はスプラトゥーン世界の歴史に逆らっていないとは限らないようだ。
どういうものなのか?
投票期間
フェスの告知が終わり投票期間が始まると、ホームタウンに投票パネルが設営され、そこからどの陣営につくか決められる。一度決めたら変更できないので、慎重に選ぼう。
投票後は、その陣営に合わせた「フェスT」をレンタルできる。
スプラトゥーン3からは「ヨビ祭」と呼ばれ、この期間中(と本戦期間中)はフェスのチームを決めてからカタログレベルを上げるたびに「ホラガイ」なるものが獲得できる。
このホラガイ、ヨビ祭中に集めたものはフェスの結果に影響するので、当日に参加しなくても勢力に貢献できる。
また、ホラガイを使うとロビーでくじ引きを引ける。未使用のホラガイは、そのフェス期間後はフェスT共々返却されるため、期間中にエイっと使い切るのが約束だ。
小ネタだが、投票期間中からフェスの準備がちょっとずつ進んでいる。
フェスパワー
初代スプラトゥーンのVer2.6.0以降フェスパワーが導入され、この時のフェスパワーの数値によってマッチングのチームが決まるようになった。
バトルに勝利するとフェスパワーを獲得できる。
フェスパワーの誤差が激しいほど勝利時に獲得しやすくなり、敗北時に減少しやすくなる。フェスポイントが最大のチームメンバーはフェスパワーが少し多く獲得できる。
フェスパワーがトップ100のプレイヤーは『フェス100ケツ』と呼ばれている。
スプラトゥーン2では最初の七試合でどれぐらい頑張ってたかによってフェスパワーが計測されるようになった(本作もフェス100ケツに影響しているようだ)。
Ver5.3.1で仕様が変更され、全プレイヤーの名前とレベルはロビーの待機画面に表示されず、プレイヤーのフェスパワーが一定以上の場合『?』に変更される。
このためか、フェスパワーが上ほどブロック済みのユーザーとマッチングしやすくなっている。
スプラトゥーン3では『フェスマッチ(チャレンジ)』のみの機能となってしまったが、仕様に変更はない。
こうけん度
さらに、スプラトゥーン2のVer4.0.0ではバトルするたびに溜まっていく『こうけん度』が導入された。
これに伴い、フェスの最終結果の判定の『勝率』も『こうけん度』に変更された。
フェスマッチ(オープン)ではブキ、ギア、髪型のどれかが一致するとこうけん度が上がる『おそろいボーナス』が発動する。
条件が揃ったかどうかはバトル開始時に左下に表示される『おそろい称号』でも確認可能である。
最高値のおそろいボーナスを獲得する例は、
- 全員の髪型がぱっつん
- 全員のブキがイグザミナー
- 全員のアタマギアがアナアキアンピンベレー
- 全員のクツギアが01STER カンロ
の時であり、おそろい称号は『アナアキアンピンベレー01STERカンロイグザミナーぱっつんズ』のような感じになる。
おそろいボーナスの条件と増加量はイカの通り。
条件 | 増加量 | 揃ったときの称号 |
---|---|---|
髪型が同じ | +0.1 | 揃った髪型名が適用(※) |
種族が同じ | +0.1 | 『イカ』『タコ』が適用 |
全員違うブキカテゴリ | +0.2 | 『バラエティーブキ』が適用 |
全員同じブキカテゴリ | +0.2 | 揃ったブキカテゴリ名が適用 |
全員同じサブウェポン搭載 | +0.2 | 揃ったブキのサブウェポン名が適用 |
全員同じスペシャルウェポン搭載 | +0.2 | 揃ったブキのスペシャルウェポン名が適用 |
全員同じブキ | +0.3 | 揃ったブキ名が適用 |
3人同じブキ | +0.2 | 適用されない |
2人同じブキ | +0.1 | 適用されない |
全員同じカテゴリのアタマギア | +0.2 | 揃ったアタマギアのカテゴリ名が適用 |
全員同じブランドのアタマギア | +0.2 | 揃ったアタマギアのブランド名が適用 |
全員同じアタマギア | +0.3 | 揃ったアタマギア名が適用 |
3人同じアタマギア | +0.2 | 適用されない |
2人同じアタマギア | +0.1 | 適用されない |
全員同じカテゴリのクツギア | +0.2 | 揃ったクツギアのカテゴリ名が適用 |
全員同じブランドのクツギア | +0.2 | 揃ったクツギアのブランド名が適用 |
全員同じクツギア | +0.3 | 揃ったクツギア名が適用 |
3人同じクツギア | +0.2 | 適用されない |
2人同じクツギア | +0.1 | 適用されない |
※スプラトゥーン3では、発売当初は本来揃っている髪型名とは違う名前が適用されることがあるバグが確認されていたが、Ver1.2.0で修正された。
さらに、まれに『10倍マッチ』という勝利するとこうけん度が10倍になるバトルが発生することがある。
もっとまれな例として『100倍マッチ』というそれはそれですごいバトルが発生するようだ。
スプラトゥーン3では10倍マッチに勝利すると『オマツリガイ』という青と黄色の殻の真珠が入った二枚貝が獲得できる。
オマツリガイの獲得量が多いほど100倍マッチの出現率が上がるが、両チームが一度に100倍マッチを発生させると『333倍マッチ』というとんでもないバトルが発生することがある。
100倍マッチや333倍マッチを戦い抜くとオマツリガイは一旦全て失われるがこれらのバトルに勝利するとちょっと変わった勝利モーションが実行されるようだ。
また、これらのバトルに勝利するとフェス終了までプレイヤーの頭上に『オマツリの証』が表示される(333倍マッチだとちょっと見た目が豪華になるようだ)。
スプラトゥーン2では10倍マッチに勝利すると自分やチームメンバーやSwitch本体内のフレンドにその旨が報道され、投票パネルにもその勇姿が投影されるようだ。
100倍マッチに勝利すると全プレイヤーに大規模な報道がされるようだ。この時の投票パネルに映っているチームは大きなカードを持っておりかなり嬉しいようである。
スプラトゥーン3では第3回フェスからこの仕様が続投されたが、縦令100倍マッチや333倍マッチでも投票パネルへの報道が小規模になっている。
それ以外の報道も第5回フェスから続投。こちらは変化がないが、この旨の報道をするすりみ連合のセリフはかなり見物なので必見である。
さらに、第3回フェスからは100倍マッチや333倍マッチに勝利するとオミコシに乗り込んで記念撮影が可能になった。
フェスランク
バトルに参加すると『フェスポイント』を獲得できる。
その時に塗った面積によってフェスポイントは決まっており、勝利するともっと貰え、最も高いフェスパワーを持っているとさらに貰える。
一定量獲得するとフェスランクが上がり、結果発表時に貰えるスーパーサザエの量が増える。
ランク名 | 必要ポイント | 勝利報酬 | 敗北報酬 |
---|---|---|---|
ふつう | ー | 4(初代)⇒3(2、3) | 2 |
まこと | 100(以前は10) | 6(初代)⇒5(2、3) | 3 |
スーパー | 250(以前は25) | 10(初代)⇒9(2、3) | 5(初代)⇒7(2、3) |
カリスマ | 500(以前は50) | 15(初代)⇒16(2、3) | 8⇒10(初代)⇒13(2、3) |
えいえん | 999(以前は99) | 24 | 12⇒18(初代)⇒21(2、3) |
結果発表の計算
スプラトゥーン
投票率+(勝率×6)(Ver2.2.0以前は勝率×4)
スプラトゥーン2
投票率とこうけん度(オープン、チャレンジ)の高い方の合計(Ver4.0.0以前はこうけん度の代わりに勝率(ソロ、チーム)からの加算)
スプラトゥーン3
当時はホラガイ獲得率、投票率(両方とも10p)、こうけん度(オープンが15p、チャレンジが10p)の合計を加算(前夜祭のみホラガイ獲得率なし)
辛い vs 甘い vs 酸っぱいからはホラガイ獲得率(7p)、投票率(8p)、こうけん度(オープン、チャレンジが12p、トリカラが18p)の合計を加算
うすしお vs コンソメ vs のりしお(ドラム vs ギター vs キーボード)からは各部門で2位だった勢力もポイントが獲得可能になり、ホラガイ獲得率は1位が90p、2位が45p、投票率は1位が70p、2位が35p、こうけん度はオープン、チャレンジは1位が120p、2位が60p、トリカラは1位が180p、2位が90pとなった