2020年公開の実写映画など、作品タイトルとしては⇒定冠詞付きの "The New Mutants" を参照。
概要
MARVELコミックの超人チーム。
1982年9月の『Marvel Graphic Novel #4』で初登場した。
経歴
教え子たちX-MENが外宇宙から飛来した寄生生物「ブルード(Brood)」との戦いで壊滅、辛くも生き延びたチャールズ・エグゼビア / プロフェッサーXはミュータントの育成に半ば絶望していたが、モイラ・マクタガートの説得を受け、彼女が保護していたラーン・シンクレアとシャン・コイ・マンの指導に着手。
ここにチャールズの旧友ブラックイーグルの孫娘ダニエル・ムーンスターが参加し、ブラックイーグルの仇敵にしてヘルファイヤークラブの元メンバーである改造人間ドナルド・ピアースに挑む。
この戦いの中でピアースに襲われていたロベルト・ダコスタ、ピアースの支配を拒み寝返ったサミュエル・ガスリーを加えた5人が、新世代のミュータントチーム「ニュー・ミュータンツ」として活動を開始した。
その後本家X-MENが帰還、ニュー・ミュータンツは将来的にX-MENに参加することを意識した若年のミュータントが訓練生として経験を積むためのチームとして運用されるようになる。
同時に、エマ・フロストがチャールズ一門に対抗して作り上げた「ヘリオンズ(The Hellions)」という若手ミュータントチームがライバルとして立ちはだかる。
数名の新規参加者を受け入れ、離脱者や卒業者を出し、チャールズ門下の「Xファクター」や「Xターミネーター」との間に軋轢が生まれたり移籍があったりもしつつ展開。1991年にケーブルの下でより実戦的なチーム「X-Force」として再編され、本チームのコンセプトは1994年結成の「ジェネレーションX」に受け継がれた。
その後いろいろあって、2003年に同名の新チームとしてのニュー・ミュータンツが再編されている。
創設メンバー
- ラーン・シンクレア / ウルフスベーン(Rahne Sinclair / Wolfsbane)
スコットランド出身。野獣に変身する。
- シャン・コイ・マン / カルマ(Xi'an Coy Manh / Karma)
ベトナム出身。優れたサイキックと、自身の精神を他者の肉体に憑依させる能力を持つ。
- ダニエル・ムーンスター / プシュケ(Danielle Moonstar / Psyche)
シャイアン族出身。敵の恐怖を引き起こす幻影を作り出す。
- ロベルト・ダコスタ / サンスポット(Roberto Da Costa / Sunspot)
ブラジル出身。恒星のエネルギーを吸収・放射する。
- サミュエル・ガスリー / キャノンボール(Samuel Zachery Guthrie / Cannonball)
ケンタッキー州出身。高速飛翔の能力を持つ。