概要
コスタリカで開発が進められていた、人の意思を介さないAIによる確実な核報復と脚での全地形での走破性能を求めた兵器群の完成系。
二足歩行と四足歩行が可能であり、どのような地形をも走破し、体内の毒で相手を道連れにする事から胴体部分はバシリスクと呼ばれていた。
他のAI兵器と違い二つのAIポッドが詰まれており、レプタイルポッドのAL-aurelia8000、ママルポッドのBS-imagoの二つがそれぞれ小脳と大脳の役割を持つ。
レプタイルポットはヒューイが、ママルポットはストレンジラブが担当。
二脚歩行制御関係はソ連のアレクサンドル・レオノヴィッチ・グラーニンからヒューイに託された設計図を元に開発されている。
AI搭載自動報復歩行戦機の別名を持ち、アメリカ本土が核攻撃を受けた際、AIとして再現された「ある人間」の思考パターンに基づいて報復攻撃の判断と攻撃目標を決定する。
攻撃の必要があると判断されれば搭載された1メガトン級核ミサイルの発射、もしくは頭部に搭載された水爆による自爆により自動報復攻撃を行う(自爆攻撃を行う際は敵地へと単機突入する)。
水爆はソ連のツァーリ・ボンバに対抗するためだけに搭載され、完全なオーバーキル。
本来は核報復の観点から複数機必要とする。
自衛の為にミサイルや火炎放射器など、多くの火器を積み、電磁パルスによりミサイルを逸らす事も出来る。
作中ではメタルギアとは呼称されることはなかったが、世界で初めて製作された核搭載二足歩行型戦車メタルギアでもある。
NORADへの「ソ連から米本土への核攻撃」という偽装データの送信と核ミサイルの発射を阻むべく、スネークはこの化け物と戦う事となる。
破壊されながらも偽装データの送信が止まらなかったが、再起動したママルポッドによりピースウォーカーは歌いながら再び動き出し、自らをニカラグア湖に沈めて機能停止した。
後に搭載されていた核ミサイルは回収され、抑止力としてメタルギアZEKEに積まれる事となる。
CV:井上喜久子