声:井上瑤
ニューヨーク市警察から半年間、研修の為に特車二課に派遣されてきた日系3世の女性警察官。
太田の暴走を抑えられない進士に代わって2号機のバックアップに就いた。臨時の場合などは自らレイバーの操縦を行うこともあり、こちらも高い技術を持っている。
柔道、合気道を習得し、語学が堪能、と文武両道を地でいく才女。
クールで現実主義者だが太田とは本質的には同じ性格の持ち主なので、わりとウマが合うらしい。
上記の『本質的には同じ性格』という記述で分かると思うが、作中での常識人的な言動や行動に反して本来は太田同様の熱血バカの超武闘派であり、わざわざ海を越えて派遣されたのも、実際は過激な破壊行動によって手に負えなくなった市警察が研修名目で送られたからであり、事実上の島流しともいえる(ただし期間も半年であり、研修としては十分長いが、島流しとしては短期間過ぎて意味をなしていない)。
もっとも太田よりは精神年齢的に「大人」で、叱りつけることが殆んどのようである。
日本出身のお婆ちゃんがおり、香貫花は彼女を強く慕っている。野明との酒勝負に負けた時などは酔った勢いでホームシック状態に陥って「グランマ」と呟いていたり、可愛い面もある。
なお、漫画版(ゆうきまさみ著)では、彼女の出番はかなり遅く、熊耳よりも後である。来日の目的も児童人身売買の捜査のためであり、アニメ版と比較して若干の違和感を受けた視聴者もいたと思われる。
また、アニメOVA版では彼女の後任にあたる熊耳武緒との「才媛対決」は、ある意味怖ろしい物であった。