概要
漫画「クレヨンしんちゃん」第43巻に収録。
オペラ座の怪人のパロディ作品で、作中の登場人物の台詞回しがミュージカル調になっている。
用語
- ノハラ座
ミュージカル劇場。オーナーはブァン・ドム。
- 譲渡書
物語舞台の国で発行されている書類。
この書類にサインするとどんなに理不尽な内容でも効力を発揮してしまう。そのため、詐欺師たちの手口として常用されている。
登場人物
- シン・ノスケ
劇場「ノハラ座」の掃除係。
両親は先代のノハラ座のオーナーだったが、ブァン・ドム率いる詐欺師たちに騙されて劇場を乗っ取られてしまい、復讐のためにゴーストに扮して嫌がらせ(ドーランにカラシを混ぜるなど)を行っている。
- ナナコ
ノハラ座の舞台女優。少々ナルシストな一面があり、いち早くゴーストの正体に気づいた。
- ブァン・ドム
ノハラ座の現オーナーで、正体は詐欺師グループのリーダー。
ノハラ座の先代オーナーにサインをお願いするふりをして譲渡書にサインをさせて劇場を乗っ取ってしまう。
ナナコに惚れており、結婚を目論んでいる。
また下着の趣味も悪く、キュウリ柄(本人曰くゴーヤ柄)のトランクスを履いている。
オーナー権限で舞台の主演を自分に変更して、ナナコとキスを目論むも、シン・ノスケとナナコの活躍で舞台の公演中に辱しめを受ける。
その復讐として後日ノハラ座の舞台に灯油を仕込んで放火し、さらに保険金を掛けていた部下の二人を負傷させてその罪をシン・ノスケに着せようとするも、本物のゴーストとなったシン・ノスケの両親により逃亡を阻止されて逮捕される。
なお、その際に部下の二人に仕返しで袋叩きにされた模様で、逮捕後、牢屋の中にてボコボコにされた状態で収監されていた。
- クミチョー
ノハラ座の館長で、詐欺師グループの一員。
掃除係のシン・ノスケをこき使っている。
終盤では、保険金目当てでブァンに負傷させられて見殺しにされそうになるも一命を取り留めたようで、獄中でブァンを袋叩きにしていた。
- マツザカ
ノハラ座の所属女優で、詐欺師グループの一員。
クミチョーと同じく掃除係のシン・ノスケをこき使っている。
終盤では、同じく保険金目当てでブァンに見殺しにされそうになるもこちらも一命を取り留めたようで、獄中でブァンを袋叩きにしていた。
- シンの両親
ノハラ座の先代オーナー夫妻で、ブァン達に騙されて劇場を乗っ取られてから体調が悪化し亡くなってしまう。
終盤に放火と殺人未遂を行って逃亡を図るブァンを阻止するため、ゴーストとなって登場し、シンに後を託して昇天していった。