ノハラ座のゴースト
のはらざのごーすと
- ノハラ座
ミュージカル劇場。オーナーはブァン・ドム。
- 譲渡書
物語舞台の国で発行されている書類。
この書類にサインするとどんなに理不尽な内容でも効力を発揮してしまう。そのため、詐欺師たちの手口として常用されている。
- シン・ノスケ(野原しんのすけ)
劇場「ノハラ座」の掃除係。
両親は先代のノハラ座のオーナーだったが、ブァン・ドム率いる詐欺師たちに騙されて劇場を乗っ取られてしまい、復讐のためにゴーストに扮して嫌がらせ(ドーランにカラシを混ぜるなど)を行っている。
- ナナコ(大原ななこ)
ノハラ座の舞台女優。ノハラ座のオーディションに合格し、所属早々に看板女優であるマツザカを差し置いて主役に抜擢される。少々ナルシストな一面があり、いち早くゴーストの正体に気づいた。
- ブァン・ドム
ノハラ座の現オーナーで、正体は詐欺師グループのリーダー。
ノハラ座の先代オーナーにサインをお願いするふりをして譲渡書にサインをさせて劇場を乗っ取ってしまう。腐った性根の持ち主で、目的のためには仲間でさえ切り捨てる。
ナナコに惚れており、結婚を目論んでいる。
また下着の趣味も悪く、キュウリ柄(本人曰くゴーヤ柄)のトランクスを履いている。
オーナー権限で舞台の主演を自分に変更して、観客の前でナナコとキスを目論むも、乱入してきたシン・ノスケとナナコの活躍で舞台の公演中に辱しめを受ける。
後日、ナナコと婚約するために婚約届にサインするが、逆にシン・ノスケに意趣返しでノハラ座を乗っ取られてしまうが、それを見越し、ノハラ座の舞台に灯油を仕込んで放火し保険金を騙し取り、さらに用済みとなった部下の二人も保険金を掛けた上で殺害し、大金を騙し取った上でその罪をシン・ノスケに着せようとするも、本物のゴーストとなったシン・ノスケの両親により逃亡を阻止されて逮捕される。
なお、その際に一命を取り留めた部下の二人に仕返しで袋叩きにされた模様で、逮捕後、牢屋の中にてボコボコにされた状態で収監されていた。
- クミチョー(高倉文太)
ノハラ座の館長で、詐欺師グループの一員。今作では珍しく、終始悪役である。
掃除係のシン・ノスケをこき使っている。
終盤では、保険金目当てでブァンに殺されそうになるも一命を取り留めたようで、獄中でブァンを袋叩きにしていた。
- マツザカ(まつざか梅)
ノハラ座の看板女優で、詐欺師グループの一員。
クミチョーと同じく掃除係のシン・ノスケをこき使っている。
終盤では、同じく保険金目当てでブァンに殺されそうになるもこちらも一命を取り留めたようで、獄中でブァンを袋叩きにしていた。
- 監督(四郎)
ノハラ座の監督。
ノハラ座の先代オーナー夫妻で、ブァン達に騙されて劇場を乗っ取られてから体調が悪化し亡くなってしまう。
終盤に放火と殺人未遂を行って逃亡を図るブァンを阻止するため、本物のゴーストとなって登場し、シンとナナコに後を託して昇天していった。