CV:中山義紘
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場するマルガムであり、謎のマルガムの正体にして完全体。
素体となった人間は錆丸の兄である鶴原鍵一で、グリオンの手によってマルガム化させられた。
金剛真美が憑依された時と違い姿は完全に安定しており、戦車のような砲台を背中に取り付けた赤い海亀を頭から被ったような姿となっている。
能力
状況や精神状態に応じて姿が切り替わっていた時とは異なり、甲羅の硬い防御力と砲台による強力な砲撃で相手を圧倒するなど攻守共に隙がない。
活躍
研究所に侵入したグリオンの精神干渉によって鍵一は錆丸と言い争いをしてしまい、逃避の研究でもあった彼のアイザックを地面に叩きつけてしまうも「自分が作ったケミーを横取りした卑怯者」と憎悪の眼で嘲笑する弟の姿を目の当たりにしたことで必死に取り繕っていた態度と精神が完全に崩壊。錬金術AIのアイザックを奪われただけでなく、罪悪感という悪意を利用され、カメドーンに憑依されたことで完全なマルガムへと変貌。
他者を寄せ付けない砲撃と防御力でレインボーガッチャードに襲い掛かりながらも、自分の作ったAIから錬成されたドレッドルーパーと戦う錆丸に「逃げろっ」と叫ぶ。
その際に弟に抱いていた嫉妬心とグリオン達の玩具にされることを危惧していたことを吐露し、その想いを受けたレインボーガッチャードによって撃破されるとカードに封印されたカメドーンは錆丸に力を貸したことでドレッドルーパーも撃破され、兄弟の仲が修復したのを見届けたかのようにカメドーンも満足げに消滅した。