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麻雀の点数計算の編集履歴

2024-07-07 20:22:11 バージョン

麻雀の点数計算

まーじゃんのてんすうけいさん

麻雀の点数計算の中でも最も複雑な『立直麻雀』における点数計算を網羅。

概要

本記事では立直麻雀』における和了時の点数計算を説明する。

麻雀において和了の際の点数計算が重要だが、中でも立直麻雀ではあまりの複雑さから符計算なし(後述)で対局する面子も少なくない

競技麻雀団体では符計算をする団体が多く(プロは勿論アマチュアも)、特にプロは支払点を自分で申告出来る事も条件の一つになっている。

符計算が出来るようになると逆転の条件等を算出出来る等より質の高い対局を楽しむ事が可能だが、苦手あるいは全く出来ないからといって麻雀が出来ない訳ではない


和了の際の確認

和了は「ロン」「ツモ」の発声→手牌の開示(発声のみで開示取り止めは和了放棄)の順に行われ、

『現物でロンしようと倒牌していないか』→『聴牌しているか』→『待ち牌とアガリ牌が一致しているか』→『役があるか』→『フリテンでないか』(ロンアガリのみ)

の順に確認し、上全ての条件を満たしていると和了が成立し、点数計算に入る。(但し、立直後の槓は『その槓で待ちや門子が変わっていないか』も条件に加わる)

逆に各確認の過程で条件を満たしていない場合、その時点でチョンボとなる。


和了が成立した場合、まずは翻を計算する。

名称翻数備考
場ゾロ2常時
1~詳しくは麻雀役の一覧にて
ドラ任意1翻/枚

役においては最低1翻必要(ルールによっては積み場次第で2翻以上必要)で、ドラは持っているだけではあがれない(何かしらの役が必要)。また、役満には翻計算不要


翻の計算法は場ゾロと役とドラの総和にて、7翻未満だと符が必要になる(後述)。下表では7翻以上を網羅。

翻数名称備考
7満貫当時の役満
8,9跳満満貫の1.5倍
10~12倍満満貫の2倍
13,14三倍満満貫の3倍
15以上数え役満(四倍満)ルールによっては三倍満どまり
役満役満(四倍満)ルールによっては役満同士の複合あり

ここでは7翻未満での計算法を説明する。

アガリの形によって符が決まるが、役によっては符が固定されるケースもある。


役による固定符は以下の三つである。

固定符備考
平和30副露した場合1翻加算されない
平和自摸20ルールによっては門前清自摸和のみ適用(30符)
七対子252翻だが、ルールによっては1翻50符で扱う

上三つのいずれかに該当しない場合、門子等の揃え方、待ち方、あがり方で符が決まる


門子

全ての門子の符を1組ずつ加算していく。

門子備考
順子0平和の条件の一つ(全ての門子が順子)
明刻2ロンアガリ含む
暗刻44枚中3枚を自分で揃える
明槓8暗刻から他家の捨牌で揃える(大明槓)か、明刻からもう1つ自分で持っているのを加える(加槓)
暗槓164枚中自分で全て揃えるが、他家に槓子として扱うと示す必要あり

么九牌の場合2倍になる。


門子四組以外の対子

対子備考
役牌2客風牌にはつかない
連風牌4ルールによっては2符
上二つ以外0平和の条件の一つ

待ち方

待ち種類枚数備考
リャンメン028平和の条件の一つ
シャンポン024刻子に符がつく
カンチャン214リャンメンの内側だとつく場合も(例:23445の形で3でアガリ)
ペンチャン214同上(例:12345の形で3でアガリ)
タンキ213ノベタン(例:1234)含む

アガリ方

アガリ方
門前ロン10
ツモアガリ2
副露でのロンアガリ0

符計算

副底20符に上で数えた符を加算し、その総和の1桁を切り上げる。(32符の場合40符)

また、符計算なしルールの場合は30符統一で計算する。


役や翻、翻数次第では符も元に単位点を求める。

単位点については下二種の表に記す。


7翻以上あるいは役満での単位点

名称単位点満貫比
満貫2,0001.0倍
跳満3,0001.5倍
倍満4,0002.0倍
三倍満6,0003.0倍
役満8,0004.0倍
複合役満※16,0008.0倍

※ルールによっては役満どまりになる場合も。


7翻未満の単位点

7翻未満での単位点の計算方法は『符×2^(翻数)』で、2,000以上は満貫(2,000)になる。


7翻未満の単位点の表(切り上げ前にて、『満』は「満貫」)

符計算なしの場合30符(太字)を参照。

符 \ 翻3456
20 - 3206401,280
25 - 4008001,600
30240480960満(※)
403206401,280
504008001,600
60480960満(※)
705601,120
806401,280
907201,440

※ルールによっては満貫に切り上げず、『1,920』になる。


支払点

上で求めた単位点を基準とし、和了者並びに和了方法によって各家の支払点が決まる。(ヤオアルの法則)

和了者ロンアガリツモアガリ
6倍2倍オール
4倍1倍 2倍(子、親の順)

単位点を上の法則に基づいた倍にしてから二桁を切上げたのが支払点になる。


点数計算の例

満貫をあがった場合

和了者ロンアガリツモアガリ
12,000(2,000×6)4,000オール(2,000×2オール)
8,000(2,000×4)2,000 4,000(2,000×1 2,000×2)

平和をロンアガリした場合(3翻30符)

和了者切り上げ前切り上げ後(支払点)
1,440(240×6)1,500
960(240×4)1,000

立直・平和・門前清自摸和をあがった場合(5翻20符)

和了者切り上げ前切り上げ後(支払点)
1,280オール(640×2オール)1,300オール
640 1,280(640×1 640×2)700 1,300

積み場

連荘や流局で積み場がある場合、支払点に加算される。

アガリ方による加算表。

アガリ方加算点/本
ロンアガリ300
ツモアガリ各100

ルールによっては積み場なしもあれば、1,500or各500/本(通称『場千五』)もある。



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