概要
岩手県・盛岡市・奥州市の3者によって組織される岩手県競馬組合が運営する競馬場。OROパーク(オーロパーク)の愛称を持つ。
現在の盛岡競馬場は1996年に盛岡市の高松公園から移転されてきた3代目で、初代盛岡競馬場は現在の盛岡市高松2丁目・4丁目付近にあり、黄金競馬場とも呼ばれていた。
盛岡市街地からはかなり離れており、周りを森に囲まれた奥深い場所に存在する。
現在の盛岡競馬場はダートコース・芝コース両方を備えるが、地方競馬専用競馬場で唯一芝コースを備えている。どちらも左回り。
中央競馬の場外発売も行っており、そちらはJ-PLACE盛岡の名称で行っている。
コース
中央競馬と違い、外側がダートコース、内側が芝コースとなっている。ダートコースは一周1600mと中央競馬の競馬場と比較してもそん色のない規模となっている。(芝コースは一周1400m) 芝コースは洋芝を使用。
ダートコースは2コーナーからの引き込み線が約400mもあり、ダート1600mはワンターン(3・4コーナーのみ通過)のコースが設定可能。ワンターンのダートマイルコースがあるのは、中央競馬を含めても盛岡以外では東京にしかなく(他の中央競馬の競馬場では設定そのものが不可能)、その東京もスタート地点から約200mは芝コースを走る必要があるため、唯一の存在といえる。
設定距離
ダート:1000m、1200m、1400m、1600m、1800m、2000m、2500m、2600m
(1周 1600m)
芝:1000m、1600m、1700m、2400m
(1周 1400m)
開催されるダートグレード競走
- マーキュリーカップ(メイセイオペラ記念)(JpnⅢ)
- クラスターカップ (JpnⅢ)
- 不来方賞 (JpnⅡ)
- マイルチャンピオンシップ南部杯 (JpnⅠ)
南部杯は南関東(大井、川崎、船橋、浦和)以外で実施される唯一のJpnⅠ競走である。
2002・2014・2022年にはJBC競走が実施された。
芝コースを使用する主な競走
- 若鮎賞(M3)
- ジュニアグランプリ(M1)
- オパールカップ(M2)
- サファイア賞(M3)
- せきれい賞(M2)
- いしがきマイラーズ(M3)
- 岩手県知事杯OROカップ(M1)
- OROターフスプリント(M2)
- はまなす賞(準重賞)
- かきつばた賞(準重賞)
- 桂樹杯(準重賞)
交通アクセス
JR盛岡駅よりファン優待バスで30分。
JR盛岡駅よりタクシーで20分。