概要
岩手県知事杯OROカップとは、岩手県競馬組合が盛岡競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(平地競走)である。格付けはM1。1999年創設。
競走名の"ORO"は盛岡競馬場の愛称である「オーロパーク」から。スペイン語で「黄金」を意味する。盛岡競馬場は2回移転しているが最初に設置された市内上田時代の1903年、閑院宮載仁親王が競馬を台覧した際に下賜された黄金競馬場の名前に由来する。
サラブレッド系3歳以上、地方競馬全国交流で盛岡芝1700mで施行されている。
盛岡にてJBC競走が行われる年には、JBC競走と同日に施行される。その際には、競馬ファンから「JBCターフ」と呼ばれることもある(実際に元中央競馬所属馬が出走となった)。また1着賞金額も1,000万円から3,000万円へ大幅増額された。
条件・賞金等
出走条件
サラブレッド系3歳以上、地方競馬全国交流。
せきれい賞の優勝馬(岩手所属馬のみ)、オパールカップの優勝馬といしがきマイラーズの上位3着内馬に優先出走権がある。
負担重量
定量、3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。
賞金等
賞金額は1着3000万円、2着1050万円、3着600万円、4着300万円、5着150万円、着外手当は15万円。
副賞
岩手県知事賞、社台スタリオンステーション賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、岩手日報社賞、開催執務委員長賞。
スタリオンシリーズに指定されており、リアルインパクトの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。