基本情報
概要
霊界集落「狭間の領域」を守護する護人・幽霊騎士ファルゼンの正体。「無色の派閥」に属していた召喚師であり、サモンナイト3における重要人物ハイネル・コープスの妹。天使フレイズを護衛獣として従えている。元はリィンバウム生まれの人間であり、護人の中ではイレギュラーな存在である。
健気で優しく、儚い雰囲気を持つ美少女だが、生前は召喚術よりも剣技で戦うことを好んでいた体育会系だった。偽りの姿であるファルゼンにもそれは反映されており、完全なる物理攻撃型ユニットになっている。大剣による高い攻撃力がウリだが、鎧姿ゆえか機動力が低めで、魔法防御力も脆い。
かつて「忘れられた島」で起きた騒乱の中、島の召喚獣たちを守るために、兄ハイネルと共に「無色の派閥」に反逆。戦いの中で命を落としてしてしまう。ファリエルの魂が島のシステムに取り込まれることを憂いたフレイズにより、魂の力を分け与えられ、霊的存在として再生された。
霊体を維持するマナ(魔力)の消耗が激しいため、昼間は特別な甲冑＝ファルゼンに憑依した状態で活動している。このため、基本的には夜間しかファリエルの姿で現れることができない。ただし、強いマナで満ちた空間であれば、時間帯を問わず甲冑なしでも活動できる模様。ファルゼンはファリエルが戦うための依り代であると同時に、「無色の派閥」の一員だった過去を周囲に隠すための仮面でもある。
序盤の分岐で機・霊ルートを選択すると、機界の護人アルディラと共に出番が多くなる。主人公に抜剣覚醒を控えるよう忠告する保守的な立場をとり、抜剣覚醒を促すアルディラと一時対立する。正体を明かしてからは、兄の恋人（内縁の妻）だったアルディラのことを「義姉さん」と呼んで慕っている姿も見られる。
攻略対象であり、護人としてメインストーリーに関わる存在であるため、本作のヒロインのひとりと言っても過言ではない。レックス（男主人公）でファリエルと親密になった場合、物語後半で恋愛関係に発展可能。異種族間恋愛は珍しくないサモンナイトシリーズだが、生者と死者の恋愛はファリエルが初である。触れることができなくとも想い合う、切なくも温かいやりとりが展開していく。そしてエンディングでは…。
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