概要
Dr.ワイリーの正体で、宇宙から地球侵略を目論みやって来た異星人。
胸の球体から発射する強力な破壊光弾を武器としており、全身にバリアでも張っているのか接触しただけでも非常に大きなダメージ(体力MAXの状態でも半分近く奪われる)を受けてしまう。
また、防御面も優れており、バブルマンの特殊武器『バブルリード』以外の攻撃は全く受け付けず、それ以外の攻撃は自らのエネルギーに還元してたちまち傷を癒してしまうというチートクラスの能力を持つ。
今まで二度も自分の計画を邪魔して来たロックマンを倒すべく、自らの手で引導を渡すため、遂にその正体を曝け出し挑んでくる……………。
…というのは全くの嘘である。
正体はただのホログラムで、本体は強力なエネルギー弾発射装置が組み込まれた小さな投影装置であり、ワイリー本人は右端のコンソールで投影装置のコントロールをしていた。
『バブルリード』だけ攻撃が通るのは、恐らく耐水性に欠けているためだと思われる。
大ダメージを受けてしまう事で気付きにくいが、実は攻撃事態も非常に単調で、「∞」の字を描きながら浮遊し(実際はレールに沿って移動しているだけ。)、一定間隔で高威力のエネルギー弾を打ってくるだけなので、慣れてしまえばどうということはない。
おまけにこのホログラムは、一定の周回で動き回っているが実はよく見るとホログラム自体は全く動作しておらず、エイリアンの画像を投影させているだけに過ぎないので、勘の良い者は不自然さに気付いたかもしれない。
一方で『バブルリード』で与えられるダメージも非常に微々たるものである為に長期戦はまず避けられず、人によっては『バブルリード』のエネルギーが切れてしまい、積み状態になってしまうことも。このような状態になってしまった場合、一度コンティニューしてエネルギーを回復させ、最初からやり直すしかない等、ブービームトラップと同様にかなりしんどい仕様となっている。
なお、ホログラムで投影されているエイリアンは「200X年度版 よい子の怪物図鑑」なる物に掲載されている宇宙人の姿を参考にしてデザインされているらしい。
ワイリーがロックマンに繰り出す兵器としてはあまりにも稚拙にしか見えない為、おそらくはワイリーマシーン2号が撃破されてしまったのが予想外で、苦肉の策として急遽用意された物なのかもしれない。
その他
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の「勝ちあがり乱闘」でロックマンを選択すると進める「Dr.マリオの謎」最終ラウンドで、Dr.ワイリーに見立てたドクターマリオを撃墜すると、直後に「ロックマン2メドレー」が流れ、お馴染みのボス決定BGMのイントロと共にいきなりエイリアンに見立てたミュウツーが登場する。