概要
グルーが手下として擁する、バナナが大好きな黄色い二足歩行の生命体。のっぺりとしたギョロ目顔におよそ一斗缶サイズのずんぐりした1.5頭身体型で、青いオーバーオールと黒靴・黒手袋に金属のゴーグルが共通のユニフォーム。
一頭身のキャラとしては珍しく臀部が人間のそれに近い形をしている。
個体ごとに体形や髪型の差異、目が一つの者と二つ者がいる等の個性があるが、皆共通して底抜けに根明なお祭り野郎気質。
『怪盗グルーの月泥棒』と『怪盗グルーのミニオン危機一発』では、正体が明かされておらず、ネファリオ博士が作った設定となっていた。『怪盗グルーの月泥棒』のパンフレットやノベライズのキャラクター説明では「変異したDNA、脂肪酸、それに2と1/2カップのつぶしたバナナからできているらしい」と書かれている。
その後、『ミニオンズ』では人類以前に存在していた生物だということが明らかとなった。
総数はおよそ百人強。また、個体数は増殖して増やしているらしい。
基本的に不老不死らしく、水中や宇宙のような空気がない環境でも生きていけるしぶとさ、小柄な体格を生かしたすばしっこさ、人間の技術や娯楽等の文化に高い順応性を示す小器用さ、一糸乱れぬ種族全体の団結力の高さ等には目を見張るものがある。
一方で腕っぷしや頑強さ・悪辣さといった暴力性にはまず縁が無く、ズッコケる度に派手に痛がるそそっかしいビビリで、人を疑うことも知らない。そういった自分達に無い物を持っている超一級の悪党の類には、強い憧憬を感じるらしい。
様々な国の言語が混じった独特の言語「ミニオン語」で話すため、ジェスチャー交じりの片言ならともかく長話になると人間にはまず何を言いたいのか理解できない。一方で彼ら自体はあらゆる時代のどこの地域の人間の言葉も十分に理解可能。
人類誕生以前から最強最悪の主に仕えることを本能的な生きがいとしてきた一族で、ティラノサウルスや原始人、ドラキュラ、ナポレオンといったその時代毎の最強の者に仕えてきた。
しかしやる気はあるが、ドジな性格のため失敗を重ねてしまい、主たちはミニオンらが起こした凡ミスが原因でことごとく死んでしまっていた。
そんな彼らを数十年も従えてなおも生き続けているグルーの実力の高さが窺えるものである。
ボスが死亡する原因を作った個体に対しては軽くどつくだけで済ませ必要以上に責めるようなことはしない。
また、ミニオン自身には野心や欲の類は全く無く、ボスには仕えたいが自分達が悪党として名を馳せようという考えは皆無。
「ミニオンズ」時点では雪山の洞窟に独自のミニオン文明を築いて一時期穏やかに暮らしていたが、ボス不在のスリルの無さから程なくして飽きてしまい、鬱状態になってしまった。
1968年に悪党少年だったグルーと出会い、それ以降ずっと彼に仕えている。
一人一人に名前があり、ミニオン同士と主であるグルーは全員の顔と名前が一致している。
上述の通り、本来はあくまで悪党としてのグルーの元に仕える事に自分たちの存在意義を見出しており、「ミニオン大脱走」では反悪党同盟に見放されても尚悪党に戻ろうとしないグルーの態度にメンバーの大半が一度は愛想を尽かしてしまった事もあるが、心の底では善悪を越えた信頼関係で結ばれている。
精神年齢が近いためかグルーの娘たちとも仲が良く、特にヤンチャな性格のイディスとは気が合う様子。
本シリーズがイルミネーションの看板作品であるためか、他のイルミネーション作品に何らかの形で特別出演することが多い。
主要メンバー
怪盗グルーシリーズ
・デイブ
・ティム
・スチュアート
・メル
・カール
・フィル
・ロン
ミニオンズシリーズ
・ケビン
・スチュアート
・ボブ
・オットー
メガミニオン
・メガデイブ
・メガティム
・メガガス
・メガジェリー
・メガメル
その他のメンバー
・トム
・マーク
・ランス
・ジョージ
・ラリー
・ジョン
・ジョシュ
・ペドロ
・ポール
・ドニー
・スティーブ
・ガエターノ
・リオネル
・ダーウィン
・ケン
・マイク
・フランク
・チャック
・バック
・トニー
・クリス
・エリック
・イアン
・コーディ
・マック
・ダグラス
・ヘンリー
・ノーバート
・ブライアン
・バリー
・チャーリー
・ピーター
・ルイス
・ジョー
・ビル
・メイソン
・ブラット
・ダン
・フレッド
・ライアン
・エイドリアン
……その他大勢
声優
声は原語版では基本的に監督のピエール・コフィンとクリス・ルノーが行っている。ただし、怪盗グルーの月泥棒でのジェリーとケビンの声は俳優のジェマイン・クレメントが行っている。
また、ミニオンズではピエール・コフィンのみ。
・スチュワート:青山穣
・ケビン :多田野曜平
・トム・ボブ(ミニオンズ):佐藤せつじ
・デイブ : 桜井敏治
関連イラスト
関連タグ
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