各務チヒロ
かがみちひろ
「何だか、またうちの子たちがやらかしたらしいね…」
人物
ミレニアムサイエンススクール3年生で、ハッカー集団「ヴェリタス」の副部長。
現在、部長であるヒマリが特異現象捜査部に引き抜かれている為、部長代理を務めている。
卓越した能力を持ちつつも、それを乱用しないように心がけている。いたずらっ子が多いとされるヴェリタスにおいては、唯一常識的な生徒といえる。
ヒマリやウタハといった親しい同学年からは「チーちゃん」と呼ばれている。(コタマは副部長呼び)
部室に引き籠りがちな他部員とは違い、ヴァルキューレからの依頼で各所のセキュリティチェック、キヴォトス企業への営業、シャーレのサーバーメンテナンス等、主に外回りを担当している。本人曰く夜通しで作業する日が多く、夏は日焼けが気になる程度には外で仕事しているらしい。数日の間部室を留守にすることはしばしばあるようである。またミレニアム全体のセキュリティアドバイザーも担当している。こうした仕事柄もあって、杜撰なセキュリティ管理には非常に厳しい。
ヴェリタスはセミナーが情報を独占させない為にヒマリとチヒロが設立した、いわゆるアンチセミナーの部活であり、生徒会長のリオと部長のヒマリが反目しあっている為に非認可の部活となっている(部費が出ない為、ヴェリタスの資金面はチヒロの外回りで賄っている様子)。この為セミナー、ひいてはリオ会長に対しては対立する言動が多い。会長以外のセミナー所属生徒に対してはそうした言動自体はない。
1stアニバーサリーイベント「シャーレのハッピーバレンタインパトロール」で初登場。
街のセキュリティ機器のメンテナンスをしていた所、先生とセナと合流し一緒にパトロールしていたものの、ワカモ脱走騒動に巻き込まれる。
なお騒動の際、ヴァルキューレのセキュリティチェックも行ったが、穴だらけと呆れたそう。
同イベントではシャーレもセキュリティが機能していないのが判明したので他所の事を悪くは言えないが……。
メインストーリーVol.4「カルバノグの兎編」においては彼女の手により強化された模様。……なのだが、コユキを止めることはできなかった。
メインストーリーVol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」2章では、リオが部活を認識していなかったせいで監視対象に入っていなかったスミレの協力で、遅れてヴェリタスに合流。先生達の支援に当たった。
メインストーリー最終編「あまねく奇跡の始発点編」では主に後方からの電子支援を担当。ハッキングに対抗したり、指揮車両に乗り込んで地上から状況の解析に当たっていた。
眼鏡を外しているシーンがあることから、外してもさほど問題ない視力なのかもしれない。
衣装
キャンプ
イベント「(電脳)新春行進曲」で登場。初登場時点ではプレイアブル化はされていない。
晄輪大祭で見せた他部員の体力の無さや、ゲームばかりやって引き籠っている現状に危惧を感じ、ヒマリの許可を取り先生を引率に迎えて初日の出を見に行く一泊二日のキャンプ登山に連れ出した。
最初からキャンプや登山に行くことを想定しているため、他のメンバーよりも本格的な格好をしている。
徹夜作業用の寝袋を探したことをきっかけとしてアウトドアグッズに興味を持ち始め、仕事に余裕があるときには郊外で日向ぼっこをしていたとのこと。
同イベントでは各種キャンプ用品を取り揃え、退屈をしのぐための本を用意したりするなど、もはやキャンプ玄人といっていいレベルの素振りを見せた。
武器
固有武器「バックドア」のモデルはおそらくM27IAR。ロアはマグウェル部が平行に近い事からH&KのHK416系と思われるが、アッパーはMCXに近い形状なので換装されている可能性もある。
彼女によると暗号化されたパスワードを手に入れる手っ取り早い手段であるとの事。
ちなみに、バックドアとは「裏口」「勝手口」。転じて犯罪学では「正規の手続きを踏まずに内部に入ることが可能な侵入口」。コンピュータセキュリティの観点から言えば「攻撃者が管理者に気づかれないようにコンピュータへ不正に侵入するための入り口」のことを指す。
例えばOSに存在するセキュリティホールを使ったり、トロイの木馬を使ったりすることで、所有者が知らないうちにバックドアが開いている状態にされてしまう。この状態のパソコンはゾンビコンピュータと呼ばれ、攻撃者に操られるまま、サイバー犯罪に利用されてしまうのである。
ハッカー倫理を説くチヒロにはなんとも似つかわしくない名称かもしれない。
性能
通常版
「こういうクラッキングは好みじゃないけど。」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 貫通 | 重装甲 | SPECIAL | BACK | アタッカー | AR |
EXスキルは敵単体を攻撃すると共に重装甲限定で気絶効果を付与するというもの。対象の装甲タイプが限定されている代わりに、与えられる気絶効果の時間が他の同種のスキルと比較してかなり長くなっているとともに、コストも3と低めになっている。またサブスキルで味方全体のCC強化力を増加させることも出来る。
……ここまで読んでピンと来た方もいると思うが、チヒロはCC状態の付与が最重要となる総力戦ボスのホドに対して特化した性能となっており、チヒロ一人でかなりのCCゲージを稼ぐことが可能となっている(ちなみにホドが初登場したのはチヒロが実装されてから程なくしてのことである)。
2023年8月から追加されたホバークラフトでも前半の水着ワカモ戦のPSの刻印解除要員として彼女が重要になっている。
逆に言うと、ホドやワカモ(ホバークラフト)戦特化の性能のため、通常の戦闘には出しにくい。ここぞというときに起用したいところ。
2024年8月からは彼女の神名文字が総力戦のレアコイン交換枠に追加された。時間はかかるがある程度の戦力があれば彼女を加入させられるほか、☆上げの難易度も下がっている。
余談
ガチャのタイトル
ピックアップタイトル「大聖堂からバザールにかけて」、これはプログラマーのエリック・レイモンドの書いたオープンソースソフトウェアの開発に関するエッセイ「伽藍とバザール」(The Cathedral and the Bazaar)が元ネタ。日本語でも出版されている。