概要
ヴィクトリア湖はアフリカで最大、世界で2番目に大きい淡水湖でケニア、ウガンダ、タンザニアにまたがっている。
名称の由来は19世紀にイギリスの探検家ジョン・ハニング・スピークがイギリスの女王ヴィクトリアにちなんで命名した。
その深さから世界一危険な湖とされ（後述参照）、近年は都市開発などにより水質汚染も酷いため遊泳は禁止となっている。
日本ではビクトリアと表記される事も多いが正確にいえばヴィクトリア湖が正しい表記で多くの文献でも「ヴィクトリア」表記となっている（当該記事もそれに基づいた記事名である）。
地理と位置
ヴィクトリア湖はケニア、ウガンダ、タンザニアの国境に位置し、ウガンダが湖の北部、ケニアが西部、タンザニアが南部を占める。
湖の面積は約68,800平方キロメートルで、最大水深は約84メートルとかなり深い。
歴史
ヨーロッパ人に発見されたのは1858年で、スピークがナイル川の源流を探索中に湖を発見。
ヴィクトリア湖はイギリス植民地時代の交通と貿易において重要な役割を果たした。
生態系
ナイルティラピアやシクリッドなど、豊富な魚類が生息するが、外来種による生態系への影響も大きい。
近年は水質汚染や乱獲による生態系の破壊が懸念されている。
文化と社会
湖周辺にはルオ族やバグンダ族などの民族が居住し漁業や農業を中心に生活が営まれている。
漁業は湖沿岸の住民の主要な収入源であり地域経済において重要な役割を果たしている。
観光
ヴィクトリア湖には美しい自然景観があり、観光地としても人気。カンパラ（ウガンダ）やムワンザ（タンザニア）などの都市が観光の拠点。
治安
ヴィクトリア湖に浮かぶミギンゴ島はケニアとウガンダの国境付近に位置し領土問題を抱えている。
島はケニアに属していると言われる一方で漁はウガンダの水域で行われているなど、領土問題は複雑化している。
また周辺には両国の軍隊が駐在しており海賊による漁師の襲撃など治安の悪化も進んでいる。こうした問題のため民間人は観光することが出来ない。
余談
日本のユーザーがGoogleマップでヴィクトリア湖の地名を改竄して一時期話題になっていた事がある（現在は修正済み）。アフリカのビクトリア湖にある島がなぜか日本語で改変されており普通にヤバい
関連タグ
チー牛 あずま寿司 杉沢村 - 全く関係ないのにイタズラで何故かGoogleマップ上に記載されていたワード。
