「カレーは飲み物」を公言していた日本のタレントについてはウガンダ・トラを参照。
概要
面積24.1万平方km、人口4427万人(2019年)、首都はカンパラ。公用語は英語及びスワヒリ語、2016年の時点の人口は約3450万人だった。
北は南スーダン、東はケニア、南はタンザニア、ルワンダ、西はコンゴ民主共和国と接している。
色彩豊かな自然からチャーチルにアフリカの真珠と称され、国旗に描かれているホオジロカンムリヅルは国鳥。主な産業はコーヒーなどの農産物が中心である。
略史
1962年に旧イギリス植民地から英連邦国家の一つとして独立。翌年にムテサ2世が初代大統領に就任して共和制に移行した。
1966年、社会主義のミルトン・オボテ首相が大統領となったが、1971年に軍人のイディ・アミンがクーデターを起こし実権を握り、反対派約30万人を粛清したといわれる。
1979年、ウガンダ民族解放戦線はアミン大統領を追放。その後ミルトン・オボテが返り咲き第二次オボテ政権発足。しかしヨウェリ・ムセベニが反乱に関与し1986年1月26日にカンパラを制圧、政権を掌握し1月29日に大統領に就任。以後ムセベニが独裁政権を敷く。
2016年5月に韓国と国交正常化し、それまでの友好国だった北朝鮮と断交した。
2020年には野党最大勢力・国家統一プラットフォームのボビ・ワインことロバート・キャグラニの身柄が一時的に拘束されたことを契機に抗議デモが発生。若者と警察官が衝突、少なくとも37人が死亡するなど不満を募らせる国民の存在も確認されていたものの、2021年1月14日に執行された大統領選挙ではムセベニが不正選挙を行いボビ・ワインを退けた。ボビ・ワインは抗議をしたが、ムセベニは彼を弾圧し、ボビ・ワインはアメリカへ亡命せざるをえなくなった。
渡航
査証が必要で2016年よりオンライン化。観光目的なら90日の許可が降りる。
日本の外務省は、コンゴ民国境はイスラム過激派が活発、ケニア国境は家畜強盗と治安部隊が度々衝突、南スーダン国境は南スーダンの治安が不安定なため近づかないようにと勧告。その他の地域も強盗や営利誘拐が多発しているため要注意とのこと。