守護者(ロマサガ2)
しゅごしゃ
概要
サラマット地方に存在する石造りの町「エイルネップ」。その神殿の入口を塞いでいる古代ギリシャの兵士の格好をした巨人の石像である。
町の住民から「石像」と明言されている事と、神殿が実は古代人の研究所であった事などから、古代人に作られた警備ロボット(ゴーレム)のようなものである模様。
七英雄の1人ロックブーケは神殿の調査のために町を訪れたが、この守護者には勝てなかったらしく、「モンスターに捕われて強者を待ち、守護者を倒すよう仕向ける」という芝居をうつ破目になる。
海の主と違い七英雄に匹敵する能力はないが、テンプテーション無効と高い術防御というロックブーケをガンメタしたともいえるステータスを持っているため相性が悪かったのだ。
敢えて自身が挑まず守護者を倒せる強者の来訪を待っていたという彼女の知略は見事である。
因みに男性皇帝で来訪し、ロックブーケの要請を突っぱねてそのままぶっ倒した場合はサラマット制圧になるため守護者と戦う必要がなくなる。
戦闘能力
1ターン目は確定で「毒霧」、以降は7/8の確率で左手に持つ古代の魔剣「オートクレール」による斬撃、1/8の確率で「毒霧」攻撃を行うという単純明快な行動パターン。
しかし、腕力40というダンターグすら突き放す作中トップクラスの腕力による攻撃も体力77というこちらも作中トップクラスの体力から放たれる毒霧(体力と残HP割合依存)も必殺の威力を誇る。
加えてゲーム初期の段階でも戦えてしまう事やロックブーケに退路を塞がれる事態が起こりうることなどから、強敵という印象が強い。
またデータ上は「地の精霊」という扱いである為、地術で地相を地にすると毎ターンHPを999回復してしまう。
が、巨人系の宿命でスタン耐性がないという弱点があり、霧隠れ+フェイントorネコだましで完全に動きを止められる。が、状防御の高さから霧隠れがないと通りづらいので注意。
ボスキャラよろしく技能レベルも高いため、閃き道場として利用すれば全ての技の8割程度は閃き得る。
倒すと低確率でオートクレールを落とす。これは他に入手方法が存在せず、守護者自体一度しか倒せない為貴重な武器なのだが、設定ミスにより実際の攻撃力は画面に表示される数値より遥かに低いという詐欺武器になってしまっている(リマスター版で修正)。
「一刀両断」という固有技を持ち、攻撃力35はそれなりの数値だが、この辺りの攻略になるとクロスクレイモアを開発していることも多く、そこまで魅力的な武器とは言い難い。
なおデータ上ではボス敵とは設定されていないため、大剣技「活人剣」の一撃で倒す事もできるが、この技で倒した敵はアイテムをドロップしない。
皇帝の守護者?
斧技に「高速ナブラ」がある。SFC版でも序盤から(主にコイツから)閃ける強い技として有用だが、
リマスター版ではこの技に「直前に行動した敵味方の腕力を参照して攻撃」というバグがあり、これはセーブデータを跨いでも発揮する(ソフトリセット除く)ため腕力40の守護者の攻撃を受け退却→タイトルに戻る→本編データ開始と操作することで守護者の腕力を持ち込むことができる。
割り込み防止のため陣形は「ラピッドストリーム」にしたうえでこれを連打するだけで無双できてしまう(倒せそうにない場合はクイックタイム併用)ため、特にRTAで積極活用されている。
高速ナブラ自体守護者相手に閃くプレイヤーも多く、七英雄打倒のため皇帝は古代人から守護者も受け継いだようにも見える。