自動小銃

じどうしょうじゅう

銃の種類のひとつ。弾薬の装填や排莢などが自動化された小銃。また現代においてはフルオートも出来る小銃とセミオートしか出来ない小銃を呼び分ける際に、フルオートも出来る小銃を指して用いられることも有る。

概要

自動小銃とは、小銃の中でも「銃弾のチャンバーへの装填」、「撃発機構のコッキング」、「空薬莢の排出」といった動作が自動化されているもの。

平たく言えば、弾薬を銃に装填してコッキングハンドルを引き、一度発砲した後に特別な操作をせずに2発目が発砲できる小銃のことである(多連装銃・多銃身銃は除くとして)。

マドセンM1888から始まり、黎明期には様々な試作品が作られたが、軍用銃として大々的に成功を収めた最初の銃はM1ガーランドと言われている。

以降は、バトルライフル(結果的に出来てしまったものだが…)やアサルトライフルといった必要とされる射程や威力に応じた進化を遂げている。

この進化の影響でそれまでの自動小銃は半自動小銃(セミオートマチックライフル)と呼ばれ細分化され、それと進化して生まれたフルオート機構を持つ小銃を呼び分ける為に用いられるようになった。

この呼び分けは上記した本来の意味と別けるためや半自動小銃と対義的にするために全自動小銃(フルオートマチックライフル)という単語もあるが、フルオート機構を持つ小銃はセミオート機能も持つ事が多いためにイメージとニュアンスの違いからあまり浸透はしていない。

※半自動小銃のみを記載する。