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SVT

さもざりゃだなやゔぃんとふかとかれば

ソ連軍に採用された半自動小銃。一般的にはSVT-40を指し、その場合正式名称は「Самозарядная винтовка Токарева, образец 1940 года(トカレフ半自動小銃1940年型)」
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「Самозарядная винтовка Токарева」の略。СВТ(ラテン文字でSVT)。

概要

1920年代末、ソ連軍ではモシン・ナガン小銃を置き替えるための半自動小銃の開発を進めていた。
フョードル・トカレフ技師は試作銃の改良を重ね、1938年にモシン・ナガン小銃と実包の互換性のある半自動小銃、SVT-38が完成した。しかし、ガス圧作動方式の機関部にリム付きの実包は相性が悪く、給弾不良が続出した。軽量化により耐久性も劣っていた。
1940年、SVT-38に改良を加えたSVT-40が完成し、ソ連軍に採用された。

 SVT-40はSVT-38の欠点を完全に克服する事はできず、不具合が続出した。しかしながらこれらはアドバンテージを相殺するには至らず、赤軍は1941年6月の開戦までに3割の部隊にまで配備を終えていた。そもそも正式に量産が始まらなかったGew41、41年末までごく僅かな生産しか行われていなかったM1ガーランドと比べると非常に早いペースで生産されており、ソ連軍がいかに自動小銃(系譜としてフェドロフM1916自動小銃が上に来るためこのように記述する)を切望していたかがわかる。
 バルバロッサ作戦により独ソ戦が開始されたころ、ドイツはまだ一次大戦の小銃を小改良したKar98kだけを配備していた。主な歩兵火力は機関銃が発揮しており、歩兵銃はあくまで機関銃の援護と陣地の最終的な制圧が用途。これは現代にも続く戦闘様式である。実際、ソ連軍より先進的な機関銃を配備したドイツ歩兵は圧倒的に優勢だった。
 しかし、稀に発生した歩兵銃同士の撃ち合いではSVTが圧勝したという。脇役の兵器ではあるが、性能は申し分なかったと言うことであろう。
 そのため、バルバロッサ作戦により首都にドイツ軍が迫る中、T-34と同じくSVTも急激に増産が行われた。41年8月時点では、一般的に主力と言われているモシンナガンより生産量が多かったほどである。しかし、戦局の悪化に伴い11月には最大規模の銃器工場であった第314工場、トゥーラ造兵廠が疎開。火器の生産力に大きな打撃を受けてしまう。さらに、多くの工場が疎開し、また兵士の訓練期間を短くする必要に迫られたソ連軍は、41年11月には簡素で工数も訓練期間も少なく済むモシンナガンの生産に注力することとなった。
 42年6月にはSVT-40の改良案として自動連射化が出され、正式に生産が始まる。これは自動小銃としての能力発揮を前提としたM14とは逆に、主として単連射を行い、例えば分隊支援火器が射撃不能になった場合等にその制圧力を代替するための改良であった。このため多少の無理がある構造ではあるが、若干信頼性に不安のあったDP28の穴を埋めるという視点で見れば、十分その役を果たせるのである。とは言え、この時点でのソ連軍にはまだ戦力に余裕は無く、転換訓練をするほど革新的な性能があったわけでも無いため、AVT-40は限定的な配備にとどまった。
 45年初めにはSKSカービン(この時点では7.6239mm弾ではなく54R弾を使用するSKS-45)が採用されるも、この時点では大部分はモシンナガンカービンが使用され、少数の自動小銃装備部隊には成熟したAVT-40が配備され続け、SKSは本格的には配備されなかった。とは言え、SKSはSVTの問題を克服しており、終戦後は主力が代替わりするのは順当な流れであった。
 もっとも、ドイツ軍がStG44の有効性を示したことで、戦後のソ連軍は半自動小銃ではなくフェドロフM1916同様、”アフタマート”であるAK-47を主力として配備することになり、半自動小銃自体が一線を引くことになったのだが。

 SVT-40はライフル単体以外にも様々な問題の為、代表的なライフルとなることは出来なかったが、十分に優れたライフルであり、その内部機構はGew43を経てFALにも影響を与えていると言われる。

ドイツ軍では、ライフルSMGでソ連軍のSVTと撃ち合って圧倒された戦訓から、自軍でもGew43を採用、配備している。
また、ソ連軍の女性スナイパーリュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコ少佐は1941年10月頃から「軽量な狙撃銃」としてSVT-40を愛用し、枢軸軍兵士309名を射殺した。

仕様

全長1222mm
銃身長625mm
重量3890g
弾薬7.62×54mmロシアン弾
装弾数10発
生産数211万丁

(生産数はSVT-38、40、及びAVT-40の累計)

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