・概要
サクラ大戦の世界では、南北戦争の際に亜米利加で「スタア」というロボット=人型蒸気が開発されている。
日本の神崎重工は、「スタア」を基に国産の人型蒸気「富士」「天神」を完成させたが、まだ動力が不十分であったため、実用化には及ばなかった。
・光武
そこで、蒸気機関に霊子水晶を併用し、人間のもつ霊力を動力とする「桜武」を建造。
第一号霊子甲冑が誕生した。頑強な軍人たちをもってしても全く起動できなかった桜武だったが、
居合わせた神崎重工の令嬢神崎すみれが易々と起動させてしまったことで、若い少女に霊子甲冑を起動させうるほどの高い霊力があるという事が判明。
彼女の発案によるさらなる試作機「三色スミレ」を経て、虎型霊子甲冑「光武」が完成。
帝国華撃団・花組に配備され、黒之巣会との実戦に投入、戦果を上げた。
その後の葵叉丹との戦いで破壊されるも、翌年には「光武改」として、更にその二年後には「光武二式」として改修され、使い続けられている。
また、巴里華撃団では光武改を参考に「光武F」「光武F2」が開発された。
・神武
光武に代わり葵叉丹率いる降魔軍団と戦ったのが兎型霊子甲冑「神武」だった。
特訓による花組隊員自身の強化もあり、大型・大出力の機体は降魔を退けるのに十分な力を発揮した。
・天武
黒鬼会との戦いのさなか、陸軍による帝劇占拠という事態打開において出撃したのは辰型霊子甲冑「天武」。
操縦者だけでなく都市の持つエネルギーをも出力にする第三世代の機体で、高い出力だけでなく操作性においても従来の機体を遥かに凌ぐ物だったと言われている。
しかし決戦時に京極の呼び出した怨霊の要塞「武蔵」の影響を受け、都市エネルギーが暴走、使用不可能となってしまった。
・双武
空中戦艦ミカサを占拠した大久保長安との決戦に際し、花組隊長とそのパートナーのふたりに用意された最終兵器。巳型霊子甲冑「双武」。
初の二人乗り霊子甲冑で、操縦者・副操縦者の息が有っていなければ操縦できないが、天武の霊子機関を暴走防止に小型改良した物を三基も搭載しているため、その威力は凄まじい。