九十九姉妹
つくもしまい
概要
九十九姉妹とは、東方Projectの作品である『東方輝針城』内にて初登場する、姉の九十九弁々と、妹の九十九八橋の姉妹二人が一緒に描かれた作品に主に付けられるタグである。
この二人は、今まで数多く居た東方の姉妹キャラクターでも初となる珍しい、血の繋がりのない義姉妹だと明言された組み合わせである。
というわけで赤の他人同士なのだが、妖怪として生まれてからの境遇と能力は二人共通であり、設定txtでも姉妹まとめて紹介されているなど、他の姉妹キャラと同様で設定上の共通点が多い二人組である。txt内のEx中ボス登場時の設定記述や後述の書籍では公式で「九十九姉妹」名義になっている。
上記の仕様に加えて、スカーレット姉妹や古明地姉妹のような姉妹間での明確な個性の違いは彼女達には容姿と弾幕以外あまり無いので、ファンの間でも二人とも「九十九姉妹」の一言のもとに同一視されやすい。
各作品での活躍
公式作品の『東方輝針城』『弾幕アマノジャク』で登場。その後は各種公式書籍で複数回登場しているが、片方だけが登場した作品はまだない。
弁々&八橋それぞれ個人の情報と、姉妹関係の成り立ちと、各STG作品での活躍についての詳細は、各個別キャラ記事を参照のこと。 ⇒ 九十九弁々&九十九八橋
東方輝針城
4面ボス&中ボスとして本シリーズ初登場。
本作の少し前に、異変の影響で堀川雷鼓達とともに楽器から付喪神と化して誕生した。
4面では「妖器を使用する」装備(Aルート)の場合は弁々が、「妖器を使用しない」装備(Bルート)の場合は八橋がボスとなり、もう片方は中ボスとして登場する。中ボスとなった方はボス戦の会話にも乱入してくるが、実際に戦うのはボスの方のみである。
EXステージでは二人揃って中ボスで現れ、二人で同時攻撃を仕掛けてくる。
弾幕アマノジャク
姉妹二人ともが5日目に登場する。しかし八橋のみ単独で1日目の1-1に出張しており台詞もある。
弾幕は、それぞれ個別だと自分の楽器にちなんだ弾幕を表現するが、二人で協力して一つの音楽弾幕を放つ戦法も度々見せている。
書籍作品
書籍では、常に二人一緒にいる様子が描かれており、彼女ら姉妹の異変後の日常生活が少しずつ描写されてきている。
『東方茨歌仙』では、博麗神社の酉の市に参加。この年の夏~秋に誕生したと推定されるこの姉妹も他の古株妖怪たちの賑わいにすっかり混じっており、特に八橋は楽しそうな様子であった。二人でミスティア・ローレライ&幽谷響子経営のヤツメウナギ串屋台に並ぶ後姿あり。
『東方鈴奈庵』だと、聖白蓮が主役の演劇「妖怪おとぎ話」シリーズの「Ⅱ」の伴奏役として登場。弁々は舞台端のめくり台の横で座布団に座って琵琶を弾いているのだが、八橋は何故か弁々の後ろに立って拍子木を叩く役であった。
しかしながら、この演劇は当書籍に登場した昔話やゲスト妖怪のことを、読者用にわかりやすく説明する時に突発的に始まるものであり本編とはほぼ関係が無い絵であるため、幻想郷実在の演劇かは不明である。
『東方文果真報』にも輝針城以降のキャラとしてもれなく登場。
この書籍の中に記録された射命丸文発刊の週刊誌「文々春新報」第一号の見本に、九十九姉妹を取り上げた取材記事が掲載されている。
本書籍ではまずプリズムリバー三姉妹突然の解散謝罪会見が取り上げられるのだが、その騒動後に現れた未来のスタアとしてこの姉妹が紹介されている。自称姉妹の弦楽デュオ「九十九姉妹」は天女のごときルックスで、ひそかに人気を集め始めているとのこと。文が「女子二楽坊」の名を僭越ながらと勝手に送ろうとしている。先日開催のライブ「九十九プラス1夜行」は好評で、次回以降の開催が期待されている。
※ところがこの「文々春新報」は、完成間近に文本人が反省文と訂正記事を作って発売中止するほどの捏造満載雑誌となってしまったので、この姉妹の取材記事内容の真偽も残念ながら不明である……。希望を持って言うと、訂正された記事は陰謀論や危険性を憶測で強調した物ばかりであるのに対して、この記事は彼女らをひそかに持ち上げる書き方しかしていない。
スペルカード
数少ない合同スペルカードの持ち主である。
東方輝針城
スペルカード名 | E | N | H | L | EX |
---|---|---|---|---|---|
弦楽「嵐のアンサンブル」 | ◯ | ||||
弦楽「浄瑠璃世界」 | ◯ |
弾幕アマノジャク
スペルカード名 | ステージ |
---|---|
両吟「星降る唄」 | 五日目 シーン8 |
pixivでの九十九姉妹
タグの用法
pixivでは、弁々と八橋がセットである事や二人の仲の良さを強調した作品に付きやすい。
たまに「九十九弁々」「九十九八橋」の個人名タグを省かれてこの姉妹タグ1つだけが付けられている事があるが、その大体が同作品に他の登場人物が大勢居るためのタグ省略方法として用いられている模様。
東方キャラの日
二次創作イベントタグ「東方キャラの日」では、「9月9日は九十九姉妹の日/九月九日は九十九姉妹の日」と、「9月19日は九十九姉妹の日/九月十九日は九十九姉妹の日」が提案されている。由来はいずれも「九十九」から「99」「9 19」と連想したもの。