※本紙のネタバレを含みます!
「祭りぁー 人を笑顔にさせるものなんでぃ!」
「だからあていぁ 祭りが大好きなんでい!」
プロフィール
※19巻カバー下にて判明。由来は『盆踊り』かと思われる。
概要
本編の主人公である恋太郎の27人目の運命の人。
お花の蜜大学附属中等学校1年1組。同じく恋太郎の彼女伊院知与と同じクラスである。
ゴスロリ江戸っ子ハーフJCという、並のラブコメなら4人ぐらいヒロインを作りそうな属性過多の人物。
両親がファッションデザイナーであり、日本人の父とイギリス人の母を持つハーフであるが、両親は海外での仕事が多いため祖父母に育てられており、祖父母由来の江戸っ子口調が染み付いてしまった。口癖は「ばーろちくしょ」「てやんでい」である。
イギリスの法被と捻り鉢巻……などと誤魔化して両親にプレゼントされたゴスロリを常に着用している。そしてゴスロリの袖をまくっている。ノースリーブとかではなく、ちゃんと袖があるものを敢えて捲っている。
私服は黒の正統派ゴスロリ(袖をまくってしまっているが)、制服も原型が行方不明な白系のゴスロリアレンジとなっており(白いのでわかりにくいがやっぱり袖をまくっている)、公私ともにゴスロリへの強いこだわりがうかがえる。
野澤先生のポストによると、制服は祭李の両親が本来の制服の布を使って作ったもの。「学校指定の布を使っているので校則違反ではない」という突っ込みどころ満載の理屈である。
羽々里「もちろん校則的にはOKよ♥ かわいいから」
髪型は左右から触覚が垂れており、毛先がくせ毛のロングヘアである。また瞳の模様が四葉のクローバーになっている。
人物
祭りをこよなく愛し、中でも好きなものは焼きそば。
父方が代々焼きそばの屋台を営んでおり、祭りの時は祖父母と共に出店している。祭李自身も得意料理としており、出井家に受け継がれるべらぼうに美味いソースを使って作る焼きそばは絶品。(恋太郎は焼きそばを食べ感動している)
気風や面倒見も良く、恋太郎と共に焼きそばを食べた後は迷子の男の子を見つけ、ゴムヨーヨーを渡して元気づけ共に親を探すなど心優しい性格である。「せっかくの祭りで泣いていては勿体ない」「祭りは人を笑顔にさせるもの」という信念の持ち主。
恋太郎と出会った際は、「君の祭りへの思いをもっと知りたい」と一緒に祭りを回ろうと誘われるが、彼女にとって祭りに恋を持ち込むことは「祭りを恋のための道具と考えている=祭りや屋台の内容は二の次で祭り自体を楽しむ気がない」という考えからタブーであり、恋太郎の誘いを断ってしまう。
彼女の祭りへの思いを蔑ろにしてしまったと考えた恋太郎は、お面にはちまき・風車を装着し、両手にスーパーボールやゴムヨーヨーを楽しみ、たこ焼きなどを食べ祭り屋台を30軒近くハシゴした状態で祭李と再会する。
祭りを体当たり、かつ全身全霊で楽しもうとする恋太郎の姿を見て恋太郎の気持ちを認めるに至り、「祭囃子や人々の熱気と高揚感、キラキラとした風景は恋をしている時に似ている」「恋は祭りであり、恋という祭りが最大限に盛り上がる場所だからこそ、恋が目的ながら祭りを楽しみに来る人もいるのではないか」という恋太郎の言葉を受けて告白。恋太郎ファミリーに加入することになった。
加入から間もなくしてクラスの調理実習で焼きそばを作ることになり、祭李の作る焼きそばと、知与の作る焼きそばのどちらが好きか意見がクラスで割れることになる。
票がきっちり同数の中、最後は作った本人の投票だけとなるが、祭李は知与の焼きそばを口にするなり敗北感を抱き、思いを汲んだ知与の「出井さんの方が美味しいと思う」という言葉に却って激昂。情けをかけられたと言って教室から出ていってしまう。
しかし実際のところは、母親がイギリス人&祖父母に育てられてきたことで「日本の家庭的な味」と縁が遠い中、知与が作る家庭的な焼きそばの味に嫉妬してしまったのが原因。
ファミリーの前で焼きそばを作り27人分の麺の前に苦戦するが、突如隣に現れ増援に入った知与に本心を伝えて和解。2人で協力して最高の焼きそばを作ることに成功した。
江戸っ子よろしく自分の気持ちをストレートに出す性分であり、曲がったことが大嫌い。表情もコロコロと変わる方。年上のメンバーに対しても基本的には呼び捨てタメ口(本人曰く「しゃらくさい」、「ファミリー(仲間)に肩肘張りたくない」との事)。
感性自体は常識的なので、エキセントリックな彼女揃いのファミリーでは新たなツッコミ役としてのポジションを確立しつつある。
余談
名前の由来は「祭りでい」と思われる。
関連タグ
恋太郎の運命の人