概要
1985年7月にタイトーが販売したレーザーディスク・アニメーションゲーム第2弾にして「宇宙戦艦ヤマト」のゲーム化作品。
ゲーム内容は『宇宙戦艦ヤマト完結編』を基準に沿ってゲームを進行させて行き、「サンダーストーム」と「スペースエース」の流れを組むアクションシューティングゲームとして開発・発売された。
操作は8方向レバーと1ボタン。ステージ数は全6面。使用されている映像の大部分は『宇宙戦艦ヤマト 完結編』、一部分は『さらば宇宙戦艦ヤマト』『ヤマトよ永遠に』等の映像も使われているものの、ゲーム用に製作された新規描き下ろしされた作画部分も存在する。
稼働時はLDゲーム作品としてはFM音源搭載を売りとしており、開発には『忍者ハヤテ』の開発陣が携わっており、原作者でもある西崎義展は「『ヤマト』をメディアミックス展開して行きたい」という構想があり、企画は1982年からスタートし、当初案はシリーズ第1作目の映像をリメイクする案もあった。
版権物であるが故に家庭用ゲーム機への移植は難しく長らく絶望視されていたが、2023年12月14日発売となるニンテンドースイッチの『タイトーLDゲームコレクション』にて、実に40年越しの初の家庭用移植が実現する事になった。
経年に伴ってすでにLDゲームのプレイ環境の再現自体が困難となっており家庭用移植自体もなされていなかったため、ゲームを再現・移植するための解析自体がまず困難という状況であったが、タイトーに完璧に近い形で保管されていた資料の地道な解析作業を経てゲーム内容を再現している(ちなみに移植はアーケードゲームの高クオリティな移植に定評のあるゴッチテクノロジーが担当した)