あらすじ
もうすぐ父の日が迫る中、ショーウィンドウに飾られた高価なゴルフクラブを欲しがるユートニウム博士。
父の日にそのゴルフクラブを贈りたいと考えるガールズだが、2000ドルというあまりの破格な値段から既に諦めかけてしまう。
そんなある日、モジョ・ジョジョの襲撃で破壊された街の片付け中にブロッサムが割れたショーウインドウから例のゴルフクラブを見つけ…。
余談
本作はブロッサムがガールズ唯一の前科持ちとなるエピソードである。
シーズン6通算第70話「対決!パパVSパパ」は本エピソードと同じく父の日をテーマにした回であり、こちらはモジョとカレがラウディラフボーイズの親権を巡って対決を繰り広げる話で、ガールズは回想シーン以外一切登場していない(従って、この回におけるエンドカードもボーイズ仕様になっていた)。
『パワパフZ』第43話Bパート「ウソつきももこの災難!」は本エピソードと同じくブロッサム(赤堤ももこ)のウソから騒動に発展する話になっている。
こちらでは自分がモテないことを指摘してくるプリンセス(白金姫子)に馬鹿にされ、腹を立てたブロッサムが「小学生の時はモテモテだった」、「多数の男子に告白されるも自ら断っている」等と見栄を張ったウソをつき、自分のウソと偶然が重なった結果、惑星規模にまで広がる大騒動に発展してしまうという、本家以上に壮大なスケールとなったカオス回である。
最終的には全てがウソだったことを正直に白状し、謝罪と同時に世界平和を呼び掛けるブロッサムだったが、結局はバブルス(豪徳寺みやこ)やバターカップ(松原かおる)をはじめ、世界中の住民や宇宙人を怒らせてしまい、ほとぼりが冷めるまで地球外へ避難する羽目になった。
しかし、本家でブロッサムを前科持ちにしてしまう張本人となるユートニウム博士は本家と同じくブロッサムのウソに怒らず、「一人の少女(ブロッサム)が宇宙中の人々の心を一つにした」と一人感動して泣いていた(ただし博士は基本パワパフZの恋愛には断固反対派であり、最初こそはブロッサムの「恋人がいる」というウソに取り乱し、その交際を反対していたため、内心ウソだったと知って安堵した可能性もあり得る)。
また、本家でブロッサムのウソに巻き込まれる悪者は、危うく無実の罪を擦り付けられそうになったモジョのみだったが、こちらではモジョだけでなく、ファジーやアメーバボーイズ、ギャングリーン・ギャングをも巻き込んでおり、プリンセスはブロッサムが惑星規模にまで広がるほどのウソをつく原因を作った張本人となっている。
ちなみに第43話Aパート「さらわれた博士たちを救え!」は、本家エピソード「カレとガールズのちえくらべ」(シーズン4通算第43話)が元ネタになっている。