概要
『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』
ダンガンロンパシリーズ最新作。
2021年11月04日ニンテンドースイッチで発売。
また、2022年7月21日にPS4、iOS、Android、Steamで移植化されている。
ハッピーダンガンロンパのみのDL版はシリーズ初のCERO-Bとなっている。
『ダンガンロンパ』シリーズのキャラが多数登場する新作ボードゲーム。
歴代キャラたちが参加するお祭りのようなゲームであり、作品をまたいだ夢の共演を楽しめる。
ゲームシステムとしては、『ニューダンガンロンパV3』収録の「超高校級の才能育成計画」+「絶望のダンジョンモノクマの試練」がベースで、事実上そちらのアップグレード版・続編にあたる。
世界観も「才能育成計画」と同様、『1』『2』『V3』のキャラクター達が同年度に全員希望ヶ峰学園に入学した、コロシアイの起きない平和な世界という設定のパラレルワールドが舞台。各ナンバリングごとにそれぞれ同じクラスの生徒となっている。
さらに、今回はジャバウォック島での特別合宿という設定で、新たに外伝『絶対絶望少女』キャラも加えた総勢62名を育成可能。
ただしシリーズで唯一アニメであったためか、『ダンガンロンパ3』のキャラクターたちは一切登場しない。
ちなみに彼らは『V3』の「才能育成計画」でも基本登場せず、ドット絵のみの登場で話には絡まなかった。
パッケージ版は歴代コロシアイ3作品と同時封入されたトリロジーパックがある。
(ただし、『絶対絶望少女』は未封入)
ストーリー
3年間を希望ヶ峰学園で過ごし、まもなく卒業を迎える超高校級の生徒たち。彼らの学生生活の集大成として、一か月半におよぶ才能育成合宿が開催されます。合宿には、一部の生徒の家族や、希望ヶ峰学園付属小学校の生徒も参加することに。
合宿の舞台となる南国リゾート「ジャバウォック島」は、実は現実世界ではなく、プログラムで構築された仮想空間です。現実同然のリアリティがあるのはもちろん、合宿中の運動や食事の効果までも全て肉体にフィードバックさせる最新鋭の設備が、学園の地下に密かに設置され、ジャバウォック島を創り上げています。
合宿参加者をサポートするのはモノクマーズ。彼らが持つ「モノクマーズステッキ」は、プログラム世界の管理ツールのようなもので、合宿に足りないものを瞬時に作り出せます。
しかし、モノクマに「モノクマーズステッキ」を奪われてしまったことで、ジャバウォック島はモノケモノが溢れる危険な島に。
合宿を終了し現実に戻るためには、危険なモノケモノと戦いながら、己の才能を磨き、参加者全員が自身の希望のカケラを手に入れる必要があります。
登場キャラクター・タイプ分類
ネタバレを多く含むため、前作の「超高校級の才能育成計画」の方で本作の内容もまとめて記載。
パラレルですが、本作は『1』『2』『絶女』『V3』の各本編に関するネタバレが多く含まれています。
余談
- シリーズ生みの親である小高和剛は本作発売の3年前の2018年にスパイク・チュンソフト社を退社しており、彼は「全くのノータッチ」とSNS上で明言している。。
- 赤松楓役の神田沙也加氏は本作発売から1ヶ月後の2021年12月18日に、モノミ(ウサミ)役の貴家堂子氏は約1年3ヶ月後の2023年2月5日に、2代目モノクマ役のTARAKO氏は2年4ヶ月後の2024年3月4日に、そして初代モノクマ役の大山のぶ代氏も2年10ヶ月後の2024年9月29日にそれぞれ逝去したため、いずれも本作がシリーズ最後の出演となった。
- タイトルのSを「5」と読むという噂も流れているが、デマである模様。