概要
皮膚や筋肉に刺激を与えることによる療法のことを指す。
主に手を使って、擦ったり揉んだり叩いたりする。機械を使う場合もある。
静脈・リンパ循環を促進し、緊張をほぐしたり疲れをとる効果がある。
pixivでは何故か、どことなくエロスなイラストやガッツリR-18なイラストが多い。
医療行為として行われる場合があり、日本では按摩、マッサージ、指圧を行う者は『あん摩マッサージ指圧師』の国家資格を有しないと営業できず、『はり師』・『きゅう師』及び『柔道整復師』の国家資格も取得する場合が多い(なお、日本では体系的にあん摩・マッサージ・指圧を同時に学ぶが、本来はこの三施術は全く別物である)。
海外でも、中国の推拿(すいな)を行う『推拿師』・『推拿医師』や『中医師』、インドの『アーユルヴェーダ医師』、アメリカのカイロプラクティックやオステオパシーの資格(特にカイロプラクティックは40か国で法的資格があるが、どちらも日本は法的資格は無い)等国家資格にしている場合もある。
日本では近年、心身の緊張を弛緩させるための施術を素手だけで行う『リラクゼーション業』の登場で法的資格の整備について問題になっている。
歴史
マッサージの歴史は古く、紀元前4000年頃に古代中国で始まったと考えられている。中国の医師たちは、マッサージが筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、痛みを軽減するのに役立つことを発見している。
マッサージはその後、ヨーロッパや中東に広がり、ギリシャ人やローマ人によって使用された。
ギリシャの医師ヒポクラテスは、マッサージが健康と幸福の鍵であると信じており、またアロマセラピーにも一定の効果があることを信じていた。
マッサージは、18世紀にスウェーデンの医師ペール・リングによってヨーロッパに再紹介される。
リングは、マッサージがリラクゼーションと痛みの緩和に効果的であることを発見。彼はまた、マッサージの技術を体系化し、マッサージの最初のテキストを出版。これが近代的なマッサージの始まりとなった。