漢字表記は鉄兜(記事作成時現在、鉄兜表記の作品にドラクエ関連はないので意外にも棲み分けができている。)
概要
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。ドラゴンクエストシリーズで初めての頭防具であり以降はシリーズの常連となる。
形状は頭上だけでなく後頭部や側頭部を覆うが顔全面はむき出しになっている青い金属でできたオープンヘルム
…のだが、大抵のナンバリングで扱いがいまいちよくない。
というのも、鎧や盾に比べて明らかにコスパがよくなく、特殊な能力もないからだ。(そもそも、ドラクエシリーズは鎧や盾と比べると特殊効果持ちの兜が少ない傾向にある)。
また、後発シリーズで「材料は明らに鉄より柔らかいor覆っている部分が少ないはずなのにゲーム上での数値は鉄兜を上回る頭防具が多い」のも泣き所。由緒ある兜という威厳が感じられない。
シリーズの他の日本語系アイテムは大抵『○○の○○』(例:はがねのつるぎ・皮の盾)という風に表記される中、なぜかこれだけ”の”がない。
作品別の解説
初登場。そして作中唯一の市販されている頭防具である。装備できるのはローレシアの王子のみ。
…なのだが、性能はというと3150Gもするのに守備力はたったの6しか上がらないという残念仕様。
参考までにいうと胴体防具とはいえみかわしの服(FC版20・リメイク以降35)の値段は1100G&スマホ版のみ1800Gである。
これだけの値段で物理ダメージを確実に軽減できるのは1っ点だけというのはあまりにいたい。そのため手慣れたプレイヤーはロトの兜を手に入れるまで購入を控えて他にリソースを回すものも…
勇者・戦士・僧侶・賢者が装備可能。
無印ではアッサラームのぼったくり商店で売られている。
ぎりぎりまで値切れば2000Gとなり「守備力16ならまぁこんなものか。」と妥協して購入するのもありだろう。
一方リメイク版ではイシスで正規の値段(1000G)で売られるようになったが、後発シリーズのアイテムの逆輸入が進み、毛皮のフードや銀の髪飾りといった女尊男卑アイテムの所為で立場が苦しくなった。いずれも兜より明らかに無防備そうなのに・・・。
守備力16、値段は1100G。以降はこの値が基準となる。
主人公、ライアン、クリフト、トルネコ、リメイク版のピサロが装備可能。
鉄仮面が装備できないクリフトとトルネコなら装備する機会はあるだろう。
主人公、息子、ヘンリー、サンチョ、ピピン、一部仲間モンスターが使用可能。
おさがり運用がしやすいのが長所。
主人公・ハッサン・アモス・テリー・仲間モンスターが装備可能。
イベントを進めるのに必須な貴族の服や守備力や耐性に優れるが一品物で入手にタイムリミットがある精霊の鎧など、序盤の金策が厳しいので購入は後回しになるかもしれない。
ちなみに初登場のうさみみバンドに守備力で負けている。あちらは女性専用とはいえ先輩兜としての面目丸つぶれ。
主人公・キーファ・メルビン・アイラが装備可能。
一つ下のターバンと4(ダメージ換算で1)しか違わないのに値段は三倍。
主人公・ククールが装備可能。
錬金釜が導入された本作ではこれを購入できるころには守備力を上回るブロンズキャップがお手軽に入手できてるので、出番はないと思われる。青銅のヘルメットに負けるなんて鉄製防具としていかがなものか・・・
全員が装備可能。
やはり毛皮のフードに守備力で負けている上に、あちらは冷気ダメージ軽減がついている。余程金稼ぎを自重したプレイでないと出番はないかも。