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羌礼の編集履歴

2024-10-06 16:33:12 バージョン

羌礼

きょうれい

羌礼とは、漫画『キングダム』の登場人物である。(メイン画像右)

概要

伝説の刺客一族「蚩尤族」の一つ・羌族の女性で、次代の蚩尤候補。羌瘣の妹分。

よく喋る活発な女子で、外の世界に興味を持っている。

同じ年頃の羌識とは大の仲良し。よく似た容姿故、双子のようにも映るが実際血縁関係にあるかは不明。

男女の営みに対しても興味津々のおませな性格。


以上はキングダム単行本の巻末おまけに記載された人物像である。


原作に登場したのは、を攻略した後、の首都・邯鄲を陥落させるべく一進一退の攻防を続けている最中。この時飛信隊は羌瘣の不在により、戦力が大きく削がれていたが、ある時隊の中で、「他の戦場で羌瘣を見た」という噂が流れる。しかし当の羌瘣は療養中であり戦場に居るのはまず無いことからその人物の正体が俄かに取り沙汰されるようになった。


その後が趙軍に殺される直前、「トーンタンタン」という聞き覚えのあるリズムが森に響き渡り、羌礼が現れる。趙軍を瞬く間に瞬殺した彼女は、その様子を見ていた飛信隊に羌瘣に会わせるよう要求する。

一方羌瘣は、思わず飛び起きるほどの殺気を感じ取り礼の来訪を知る。一同が困惑する中、羌瘣は礼がどうやって村を出たのかを問い質した。

このやり取りで実は祭が再び行われ、礼が識を殺し蚩尤となって村を出た事が発覚。事情を知らない飛信隊は羌瘣の仲間(=増援)と考え飛信隊に好意的に加入するものと思っていたが、当人は上から目線で加入を要求。

飛信隊に喧嘩を売り(加入させなければ飛信隊メンバーを殺しまくると恐喝し)ながらも、規則を守り隊に順応できるならという条件付きで、羌瘣隊に一応の加入を認めさせた。


ところが作戦を無視し連日に渡って趙軍を殺戮する姿に、沛浪には「人を殺したいだけのイカレヤロー」、干斗には「(飛信隊がいつか壊れるから)すぐに追い出すべき」と散々な評価を得る。


そして飛信隊も我慢の限界に達し崇原を中心に羌礼に切りかかったが、羌瘣に止められ、蚩尤族の掟として羌瘣を殺しに来たことを看破された。

この際羌瘣の体が著しく弱っているのを知り、その要因が李信に使った蘇生術と知り、故郷の頃とは打って変わった羌瘣の様子に唖然となる。そして「本来の蚩尤の姿である死を撒き散らすただの(わざわい)として、羌瘣が辛うじて戦える三日後に羌瘣と決闘し、その後李信を含めた飛信隊を皆殺しにする」と言い、その場を離れた。

羌瘣にも礼の闇が見えたことから、彼女を救いたい羌瘣は羌礼を自分に任せて欲しいと、信と河了貂に「頼む。できなければ斬る」という条件も添えて……


3日後の夜、始まった決闘は互いに巫舞の最深部まで沈む大激戦に至る。

羌礼は羌瘣と切り結ぶ中で、結果的に自分が羌識を殺したものの、羌識は本気を出すと言いながら最期はふと手控えて殺された(互いに本気で戦う約束だったため、羌礼にとっては裏切られた形になる)ことを恨み混じりに語る。


愛する識の心臓を貫いた手の感触、姉として慕っていた人の苦悶の表情は、彼女が死を撒き散らす闇の神"蚩尤"として完成するには十分な要因だった。

しかし、羌瘣は間違っていると言い放つ。前蚩尤であった幽連のように、道を違えた闇の先に未来は無い。だから戻って来いと。

しかし未だ迷妄の中にある羌礼は、羌瘣が戻してくれるのかと問うた。

だが、瘣は自身ではなく、識が戻してくれると言った。

羌礼は識の最期を思い出す。そして識は苦悶のうちに死に絶えたのではなく、自分が羌礼を殺す覚悟が足りなかったことを詫び、自分の分まで精一杯生きろと激励し、大好きだとを伝えて逝った事に気付いた。


やがて全てを思い出した礼は年相応に号泣し、識に伝えられなかった気持ちを吐き出し、2人の死闘は終結した。


翌朝、飛信隊の陣では迷惑をかけたメンバーたちに頭を下げて回る礼の姿があった。李信に漸く新たな仲間として認められ、正式に飛信隊所属となった。

その後は羌瘣のサポーター的立ち位置になり、影丘戦では瀕死に陥っていた王賁を助けて、歩兵と共に影丘を登り先陣を切って敵陣へ切り込み、拠点確保に貢献する。その後趙右翼総大将の岳白によって崖下に落ちるが、その最中に岳白が不思議な体術を使うと言い、信がそれを聞いたことで戦い方を変えた事によって間接的に岳白の討ち取りに貢献する。


上記のように単行本15巻と早い段階で存在が明かされていた(単行本おまけから作中初登場まで実に11年も開きがある)が、羌礼たちを守るために羌瘣が幽連を殺したことで、終息したはずの祭が結局起こり生き残った結果、単行本のおまけの人物像から大きく乖離した人物に変貌してしまった。

結果的には元に戻り、作中では飛信隊の窮地を何度も救うことが示唆されている。


上記以降は羌瘣の妹分のような立ち位置となり、立場上は武将では無い(兵卒を指揮する権利は無い)ものの、羌瘣とともに前線で戦う機会が多かったり李信との絡みが多かったりと、見方を変えれば李信の辿ってきた道をなぞるような活躍を見せていると言える。

その後、羌瘣が軍再編成で将軍となってからは、羌瘣軍の自由兵という独自の役割を与えられる。


関連タグ

キングダム 蚩尤 羌瘣 飛信隊

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