「女が男のフリをして生きることは”そんなこと”じゃないだろ!!」
「そうか……これが戦場の空気か。戦る前からこれかよ……呑まれるものか」
「信の夢がかなって欲しいと願ってる。オレもあいつと一緒に幸せになりたい」
CV:釘宮理恵(アニメ版)/ 小林由美子(VOMIC / ゲーム)
演:橋本環奈
概要
黒卑村に住んでいた「梟鳴(きゅうめい)」という山民族の末裔。かなり悲惨な境遇にあったようで、生き残るためにはどんなことでもするというサバイバル意識の持ち主である。
鳥の頭を模した蓑を被っており、初めて見る者は謎の生き物と思う事が多い模様。
当初は金の為に政と信に協力していたが、共に行動するうちに懐いていき、やがて仲間となる。
やや幼い容姿と着ている蓑のために、登場時はどちらの性別かは不明であったが、王都奪還編の終盤で時に女性と明らかになる。しかし貂がそのことを明かさなかった為(加えて一人称が『オレ』である)に信は長い間気づいていなかった。
決め台詞は「河了貂也!!」(かりょうてんなり)
信を支えるために軍師になる道を選び、羌瘣の推薦により呂氏陣営の昌平君のもとで修行を積んでから、千人隊となった飛信隊のもとに合流した。この時に信は初めて河了貂が女だと知る。
軍師としては非常に有能であり、その若さからは及びもつかないほどの戦術センスの持ち主である。が、あくまで理詰めの軍略を操る理論派の軍師であるため、本能型の武将(作中の対戦相手では慶舎や尭雲など)とは相性が悪く、苦戦することもある。また王翦や桓騎のような想像もつかないような奇策を発案することも少ない。
得意技は吹き矢と料理。特に料理の腕前は一級品であり、飛信隊の胃袋を癒している。吹き矢は初期の頃、政の刺客だったムタから得たもの。しかし、成蟜の反乱鎮圧後は、使われることはほとんど無い。
なお、麃公のせいで信とキスしたことがある。
成長してからは鳥蓑姿を披露することはなくなったが、カラーイラストや扉絵では相変わらず披露しており、キングダムのマスコットキャラクターのようなものになっている。
上記のハプニングや年頃の女性らしくなったことで、読者の間では長らく羌瘣と貂のどちらが信と結ばれるのか論争が続けられていたが、番吾出征前に信が羌瘣にプロポーズしたためヒロイン論争は彼女に決着した。
余談
CVが釘宮氏、実写版キャストが橋本氏であるため、『銀魂』の登場人物・神楽とCV・実写版キャスト共に偶然の一致となった。
関連イラスト
※実はpixiv最古の『キングダム』イラストも彼女のもの。
関連タグ
四宮かぐや:同じヤングジャンプ連載作品の実写版における中の人繋がり。