概要
ケンタウルス座とはえ座の間にある星座で、十字に交差した南十字星(サザンクロス)として知られる。天の川の中にあり、暗黒星雲「コールサック」は大部分がこの中にある。88星座で最小の星座でもあるが、1等星を2つ持つ3つの星座の一つ(ほかはオリオン座とケンタウルス座)。
北半球の大半では見られず、日本では見られる場所が沖縄など(12月∼6月頃)に限られている。また、交差部分のすぐ斜め下にも4等星があるので、4等以上の構成星座は実は5つである。
一等星を2つ擁するが、他の星はあまり明るくない上に、想像より小さいので十字には見えづらく、りゅうこつ座とほ座を結んだ『偽十字』が南十字星であると誤解される事も少なくない。
南十字星も参照。
意匠、モチーフとしての使用
オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、ブラジル、サモアの国旗には、国土が南半球にあることの象徴として描きこまれている。