ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アップスケールの編集履歴

2024-11-18 23:55:09 バージョン

アップスケール

あっぷすけーる

低解像度の画像や映像から高解像度のものを生成すること。

概要

低解像度で生成(レンダリング)した静止画や動画を高解像度にすること。超解像(Super-resolution)ともいう。


近年のコンピュータゲームに広く用いられる技術で、GPUが低解像度でレンダリングした映像4Kなどの高解像度にアップスケールしてから表示している。pixivの投稿作品では主にAIイラストに付けられている。


どうしていったん低解像度でレンダリングを行うのかというと、最初から高解像度のグラフィックを生成すると大量のVRAMを食うためである。また、レンダリング時間と消費電力の節約にもなる。レイトレーシングなど極端に負荷がかかる描画の場合は事実上超解像技術は必須である。低解像度で生成したAIイラストにアップスケーリングを施すのも同じ理由である。


詳細

GPUメーカーのNVIDIAは「DLSS」(Deep Learning Super Sampling)、AMDは「FSR」(FidelityFX Super Resolution)という超解像技術を投入した。FSRはオープンソース(MITライセンス)なため他社ハードウェアでも勝手に改変して利用でき、IntelのXeSS(Xe Super Sampling)、AppleleのMetal FX UpscalingもFSRがベースである。


VHSDVDなどの低解像度で作られたコンテンツをフルHD4Kなどの高解像度に変換するアップコンバートに似ているが、アップコンバートは解像度補間のみを行うのに対し、超解像は人工知能などが色深度など他の情報も加味して補完を行う手法を指すことが多い。…このため、真の超解像と言えるのは人工知能を活用したDLSSだけで、FSRやその派生技術は(色深度やモーションベクトルも加味して補完を行うものの)従来のアップコンバートの延長線上でしかないのでは?という意見もある。もっとも、DLSSは専用のTensorコアを搭載したGPUがないと使えないが、FSRとその派生技術は従来のハードウェアでも利用可能という強みはある。


関連タグ

解像度 動画 レンダリング GPU VRAM AIイラスト

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました