レイトレーシング
れいとれーしんぐ
レイ・トレーシング(ray tracing、光線追跡法)は、3次元コンピュータグラフィックス (3DCG) を描画するレンダリング技法。日本語での略称はレイトレ。観察者側の目に入る光源をコンピューター内で追跡し、3Dオブジェクトを描画する。
従来主流だった、3D モデルを平面に投影するラスタライズに対して計算負荷ははるかに重くなるものの、より現実に近い映像が楽しめ、没入感が増す。
レイ・トレーシングは観察者(カメラ)側に入る光を光源までたどっていく技法であり、逆に光源の側から光の拡散を再現する技法をラジオシティ(radiosity)という。レイ・トレーシングとラジオシティを融合させたフォトン・マッピング(photon mapping)という技法もある。これらも広義にはレイトレーシング法に含まれる。
2010年代後半からGPUの高性能化に伴い、コンピュータゲームなどでのリアルタイムなレイトレーシングも現実的になってきた。パソコン向けのビデオカードはGeforce RTXシリーズ、およびRadeon RX 6000シリーズ以降のビデオカードが搭載されていれば対応している。ゲーム機であればPS5、XBOX Series X/Sで搭載されている。
さらに、スマートフォンなどのモバイル環境でも、Qualcommは2022年秋に発表したSoCであるSnapdragon 8 Gen 2でハードウェアレイトレーシングをサポート。Appleも2023年のiPhone 15シリーズにハードウェアレイトレーシング機能を搭載した。
利点
など
欠点
Minecraft(Windows10版)、Fortnite、CoD:MW、Battlefield V、cyberpunk2077
などなど。
注:cyberpunk 2077はGeforce RTXシリーズでのみレイトレーシングに対応している