概要
Qualcommから発売されているモバイルSoCである。
多くのAndroidスマートフォン、およびタブレットで多数採用されており、androidのSoCでは1位のシェアを誇る。
一部の例外を除き、原則新しいものほど数字が大きく、その分(同クラスでは)性能がよくなる。
Androidスマートフォンの性能を知りたければ、SoCをみるのが手っ取り早い。
ゲームを楽しみたいならsnapdragon 700シリーズ、負荷の重いゲームを快適にプレイしたいならsnapdragon 800シリーズのスマートフォンを、負荷の重いゲームはしないが普通に使いたいならsnapdragon 600シリーズ以上のスマートフォンをおすすめする。
snapdragon 8 gen 2はレイトレーシングに対応した。
シリーズ
上から順にハイエンド⇒アッパーミドルレンジ⇒ミドルレンジ⇒エントリークラスとなっている。
- snapdragon 800シリーズ
- snapdragon 700シリーズ
- snapdragon 600シリーズ
- snapdragon 400シリーズ
- snapdragon 200シリーズ
snapdragon 800シリーズ(発売順)
- snapdragon 800(2013年)
- snapdragon 801
- snapdragon 810
- snapdragon 820 / 821
- snapdragon 835
- snapdragon 845
- snapdragon 855 / 860
- snapdragon 865 / 870
- snapdragon 888
- snapdragon 8 gen 1
- snapdragon 8 gen 2
派生(該当するSoCのクロック数を上昇させたもの。)
該当番号と次世代のSoCの間に発売されている
snapdragon 855以降に発表されたSoCでは,性能を強化したplusモデルが発表されている。
数値は違うが、中身は他モデルの強化モデルも存在する(SD870はSD865のオーバークロック版)
主に中国製のスマホでの採用が多い。
snapdragon 700シリーズ(発売順)
- snapdragon 710 / 712
- snapdragon 730G
- snapdragon 765 / 765G / 768G
- snapdragon 750G
- snapdragon 720G
- snapdragon 730 / 730G / 732G
- snapdragon 780G
- snapdragon 778G / 782G
- snapdragon 7 gen 1
製品名の末尾に「G」が付くものは,ゲームやエンターテイメントと用途向けの機能を強化したSoCであることを意味する。
注意:必ずしも発売順が後のほうが性能がいいわけではない。主に数字の大きさがそのまま性能の良さになっているが,中には前のモデルよりも一部の性能が削られてる物もある
snapdragon 600シリーズ(発売順)
- snapdragon 600
- snapdragon 610
- snapdragon 615 /616
- snapdragon 617
- snapdragon 650
- snapdragon 652 / 653
- snapdragon 625 / 626
- snapdragon 630
- snapdragon 636
- snapdragon 660
- snapdragon 632
- snapdragon 670
- snapdragon 665
- snapdragon 662
- snapdragon 690
- snapdragon 695
snapdragon 400シリーズ(発売順)
※情報募集中
- snapdragon 400
- snapdragon 410 / 412
- snapdragon 415
- snapdragon 425
- snapdragon 427
- snapdragon 430
- snapdragon 435
- snapdragon 450
- snapdragon 429
- snapdragon 439
- snapdragon 460
- snapdragon 480
- snapdragon 4 gen 1
snapdragon 200シリーズ(発売順)
- snapdragon 200
- snapdragon 208
- snapdragon 210 / 212
- snapdragon 205
- snapdragon 215
5G対応SoCは執筆時点ではsnapdragon 855、snapdragon 865より新しいモデル、snapdragon 765Gより新しいモデル、snapdragon 690より新しいモデルである。
余談
- 重量級ゲーム(原神など)を最高設定かつ60fpsで動かしたい場合は8 gen 1+以上の性能があるスマホが必要。また、サーマルスロットリング防止のために排熱が良好な機種を選ぶことも重要。
- しかし該当するスマホの価格帯を考えると余程拘りがなければ15万円前後でゲーミングPCを買うほうがコスパいい…かも。(PCでもプレイできることが多く、より没入感を得やすいため)
- だいたい2年で1ランク落ちた性能になる。
- snapdragon 865はこれ自体の価格もそうだが、通信モデムが別売であり、しかもsnapdragon855の時と違い必ず5Gに対応させないといけなかったことからこれを搭載したスマートフォンの端末価格が高騰する原因となった。